経営の教科書1 528 


1、生き生きと生きよ

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「心が開いている時だけ、

この世は美しい。

一歩一歩がゴールであり、

一歩一歩としての価値をもたなくけてはならない。

何事も延期するな、

汝の一生は不断の実行であれ。

困難な勤めを日々に果たすこと

ほかには何の啓示もいらぬ。

停滞は死にほかならない、遅い歩みでも,己が軌道を守って進行することをやめない。

人間一匹を貫くのは、戦い抜いたということに他ならない。

我々人間にできる最善のことは、瞬間を永遠なるものに転嫁することである。

活動だけが恐怖と不安を追い払う。」

*講談社新書、「生き生きと生きよ」手塚富雄著

「経営の教科書」新 将命 著ダイヤモンド社と、いう本を、森田さんから紹介してもらい何度も読んだ。この本を読んでいて同時に思いだしたのは、ゲーテが述べるように、人は生産的に生きよ、生産力をもつものだけが、真実である、そして自分を充実して常に生産的であれ、ということである。

この本は、私に繰り返し読んで励ましてくれた上記のゲーテの言葉を思い出させてくれる。ゲーテの言葉は、いつも生きている間は。生き生きと生きるようにと、誰にも励ましを与えてくれる。

 このゲーテの本は、私が20歳の位から何度も読んでいる本で、ゲーテの言葉は、人間に無限の可能性と希望を与えてくれる。

それらは、どんなに気分を沈んでいる時でも、誰にも忠言と励ましを与えてくれる。自分を能動的にさせ、どのような状況になろうとも可能な限り何歳になっても、どのようになっても成長をはかるようにと働きかける。彼が教えるのは、君たちの時代において生産的に生きよ、ということである。

2、人は大きな事を信じた時に、大きな仕事をする、

「勝ち残る会社になるために、それはせいぜい3~5パーセントくらいだろう。だから、目指す意味があるし、勝ち残る会社にしたいはずだ。

 ビジョンを信ずる人は、同時に儲ける人でもある。経営理念づくりとその浸透は、結果としてもうけにつながるのである。なぜか。人は大きな事を信じた時に、大きな仕事をする、という生き物である。夢や理想やビジョンという使命感、価値観、があると、人は4倍大きな仕事をする。」

  *「」で特別に表示がないのは「経営の教科書」より

ゲーテの言葉と同様に「経営の教科書」の言葉も、経営者やこれから経営者になろうとする人を、生産的に生きよ、と励ましてくれる。

ランチェスターの法則のように、5%から7%の企業が勝ち残る。1000万円以上の所得を得る人も、社会の5%程度の人である。相当の収入がなければ、多くの人は只食べるためだけに一生を使ってしまう。相当の収入を長年得ている人でなければは、世界中の何に投資をすることなど考える余裕も浮かんでこない。

加えて、理想やビジョンがなくて、結果として信賞必罰が希薄な組織には、弛緩ムードが漂う。一見そのように見えないかもしれないが、協同組合、NPO組織などに、この弛緩ムードが漂うことが多い。なぜならそこでは、信賞必罰が組織で行われていないし、ゆえに人が成長する機会も体験することも少ない。

悪平等ムードがはびこる組織は、一見やさしい組織に見えるが、たくましさに欠ける組織では成果を生むことはできにくいし、そのような組の中に長くいれば、人は育たない。それゆえに、人を育てるのは、一部の企業である。また以前に書いたように、人を育てる家訓を持った商人も昔からいる。

 そのためには、小さな改善と小さな成功体験を重ねて毎日の仕事をして、そのように生きるようにする。このような不断の努力はしていない人も組織も、たとえ30歳であっても仕事にチャレンジしようとしない習慣が身に付いている。

3、修羅場をくぐって肥やしにせよ

「修羅場をくぐって肥やしにせよ

  大局観を身につける方法としては、修羅場をくぐることである。逆境を経験して乗り越えれば、人は大きく育つということである。経営学は本から学ぶことが出来るが、経営力はやってみなければ身に付かない。

 誰にでもすぐに理解できて、簡単に実行できることをして簡単に伸びた会社が一社でもありましたか?」

 ;大病を経験して、ようやくわかってきたことがある。それは、修羅場をくぐってそれを肥やしにせよ、の意味である。経営力は、自分でやってみなければ身に付かない。本も何度も読み返す本を持っていなければ、上記ゲーテの言葉のように自分のものにならない。

また自分が実現したことしか話さないことの大切さも、同じである。リアリティイアリティのない人間は、他人のことばかりを話して時間をむなしく使っていく。

人間は、修羅場をくぐったがゆえにつぶれる人と苦労した体験を自分の肥やしにして伸びる人がいて、経営者であればまたは経営者になろうとする人は,間違いなく後者でなければならないという意味が、私はようやくわかってきた。

 修羅場を体験することも、経営者の目を養うためには、必ずしも悪いことではない。

 

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