Archive for 11月, 2010

「食べモノの道理」と日めくり「たのしみながら」(560)


高校時代の同窓会のサイト粋膳会から、同窓会の佐藤達夫さんが「食べモノの道理」出版されたという連絡をいただきました。さっそくこの本を購入して、読みました。だれにとっても良い本なので,読まれることをお勧めします。以下は、私による要約と感想です。

1、         食品を善玉と悪玉に分ける論理を使う人

 

 

この本は第一に、全体をとうして科学的な根拠を通じて書かれています。しかしながら、私の知っている高額な商品を販売している業者も、著者が指摘されているように、やはり食品を善玉と悪玉に分けて、高額な商品を売るような論理の展開をしています。そして量の問題のほうが、よい商品と悪い商品の判断よりも優先するにもかかわらず、食品の量の問題は取り上げられることが少ないのです。

私は長年日用品の商品検査に関係してきましたが、食品と同様にシャンプーリンスなどの日用品においても同じように、善玉と悪玉に分ける論理を使う業者がいます。彼らも、間違いなく高い商品を勧めます。

「健康のために食べてはいけないものなどはない。肝心なのは量の問題なのだ。食べ方の問題と言ってもよい。食品を善玉と悪玉に分ける論理を展開している人たちの後を追っていくと、必ず高価な物を買わされることになる。」

2、健康と長寿に貢献する食事というのは、日本の伝統的食事ではない。

著者は、日本食が優れているのでなく、和食に乳製品やハンバーガーなどの肉類の摂取が加わって、日本人の健康と寿命を延ばしたことを説明されている。しかしながら、日本食だけの摂取が優れているような錯覚を与えている人も少なからずいる。

「バランスの良い食事こそがお肌を美しく保つ秘訣

重要なたんぱく質として、日々減少していく筋肉であったり、酷使されてきた肝臓であったり、もろくなっていく血管であったり、外敵と戦う免疫組織出会ったりするだろう。健康な皮膚、そして何よりも健康な体を保ちたければ、卵や牛乳や肉類や魚類などの良質なたんぱく質食品を適量摂取することと、それらが体内で十分に代謝するために微量栄養素を含む野菜や果物をバランスよく食べることに尽きるのである。

健康と長寿に貢献する食事というのは、日本の伝統的な食事ではない。和食に乳製品や肉類の摂取が加わり、野菜や果物の種類が豊富になり、食塩摂取量が減り、卵が毎日食べられるようになり、摂取カロリーが増えたことなどが、日本人の健康度を上昇させ、寿命を延ばしたのである。」

3、         たんぱく質としては動物性食品のほうが優れている

私は10年以上あるアメリカの医者の文章を読んでいる。彼は、大豆などの植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質のほうが優れていることの主張している。著者も動物性食品のたんぱく質を勧めておられる。しかし何故か日本では、植物性たんぱく質のほうが優れているような主張をしている人がいる。

「栄養学的には、たんぱく質としては植物性食品よりも動物性食品のほうが優れている。

地産と地消を同時に実現することは至難の業

地消にならなくても、都会のほうがはるかに高い価格で購入してくれるのであれば、都会に向けて出荷する。」

4、そこそこのおいしさでリーズナブルな価格がいいのではないか。

 

 

著者はそこそこのおいしさでのリーズナブルな価格を勧める。これを前提にすれば、法外な価格の商品に惑わされることがない、主張される。私も、このそこそこのおいしさとリーズナブルな価格は、購入の基準になる、と、わたしも判断します。

「現代の消費者は自分では価値のわからない食品に高い力金を払いすぎる.わからないものには、高い料金を払わない、というごく基本的なことを実行すればよい。

そこそこのおいしさでリーズナブルな価格がいいのではないか。」

以上「 」は、この本からの抜粋です。

日めくり「たのしみながら」の出版にあたって

情報を発信しない人間には、情報は入ってこない、ということを意識しながら、この日めくりを昨年秋に出版しました。この小さな日めくりは、私が今までに出版してきた著作のエッセンスでもあります。

この日めくりは、長年の仕事から経営とは何かについての要約です。それは、この日めくりを毎日読んでもらう人に、そして自分のためにも、励まし、そして勇気づけることを目的としています。そして困難を乗り越えて、それぞれの人に与えられた課題に向かって行動して、それを達成するための日めくりです。必ずや、皆様の夢を実現するためにこの小さな日めくり「たのしみながら」役に立つことでしょう。

趣味に定年後の時間を使う人もいます。しかし趣味に時間を使うだけでは、オタクの生活になってしまいます。そうならないで、自分の目標を達成していくなかで、どのような貢献をするかのほうが重要です。

私はこのサイトを「文化と達成」と名付けたように、自分でしかできないことを達成を実現したならば、税金を支払うことによって、まず社会貢献の第一ステップになります。第二の社会への貢献は、育ててくれた日本文化とよき習慣が、日本文化の国際的な紹介です。

注文については、このサイトの右側に掲載しているJDC出版(06-6581-2811)よりお求めください。または私に連絡をください。

以下はこの日めくり「楽しみながら」に掲載した言葉の中で、特に私が好きな言葉からの一部抜粋です。

4、       必要なのは企業家の視点を持った人々の出現

 

変化を見つめて危機をチャンスに出来る新しい見方が出来なければ、社会に繁栄や新しい価値を提供できない。

 

6、人は人間の関係に生きる

 

自我を保持していくためには、やはり他者とのつながりが必要で、対話の中でしか、人は生きられない。対話によってしか、自我はありえない。何が生きる力になるのか?つながる方法を考える。生きる意味を確信して、まじめに悩みぬけばよい。

7、仕事と愛

 

天職というべき仕事や愛において、人は生きている高揚感のある時間を手に入れる。

8、高い成果をあげるために、自分自身を奮い立たせて、そしてやる気にさせよ

例外的な結果を達成するために、人には生きるエネルギーを与えられている。

;友人が12月4日(土)に、「食べモノの道理」についてのさらに詳しい文章を公開します。

文書558への感想


宇宙超出論は私にとって大変難解ですので、宇宙超出論から離れて「本能の知恵と理性の知恵」について、少し考えてみると、理性の知恵は氷山の水面上に出ている部分、本能の知恵は氷山の水面下に隠れてる 部分のような感じがします。理性の知恵は、深く広がっている本能の知恵に支えられているのでしよう。

本能の知恵の領域には、生物進化の長い歴史が刻み込まれていると思われます。生命を維持する基本システムのプログラムから宗教性、創造性、残虐性などを背後から駆動する何物(something)かまでもが、潜んでいるのかも知れません。文学者、画家、作曲家などは広大な本能の知恵の領域から価値ある普遍的な要素を (かなり無意識的に) くみ上げて、我々の魂を揺さぶる作品を創作するので ょう。

(以上、狐狸庵生徒)

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(以下、藤田さんのコメント)

感想をありがとうございます。

本能の知恵の領域は、わたしも30億年年以上の生命の歴史、生物進化の歴史に支えられている、と理解しています。生命を維持する基本システムから、芸術の魂を揺さぶる作品のみならず科学の進化を含めて、沢登先生は、真善美の創造と表現されています。

 
残虐性を含めておろかな行動を、人間は選ぶかもしれません。今までの歴史がそ
れを表しています。その時は、新たなる生命の進化は、異なる生命が、いまだ知られていない惑星で行われるのかもしれません。

 

生命の進化の木の流れに加わるならば、人は永遠のいのちを得ることができる、と表現されています。私の体験からも、得難い体験を経験すると、生命は進化することを感じます。そのためには、数年が必要となることについて、「壊れた脳生存する知」、角川ソフィア文庫が参考になります。

藤田 悦史

次回文章は、11月27日(土)に、「食べモノの道理」と日めくり「たのしみながら」についてを、公開します。

危機から回復そして逆転(559)


1、    危機の時に諦めない

危機を生みだす原因は、経営者の楽観主義とそれに気づく感受性の欠如の2つから生まれてく。

そして、リーマンショックのような危機からの回復と逆転は、現在のビジネスの信頼関係がどの程度であるかを測定し、定義することから始まる。しかし、販売や利益と同じような会計における信頼を測定するに基準はない。

変化を生み出す要因には、4つの外部的要因がある。経済的なサイクル、消費者が何を選んでいるのか、消費者がなにに優先順位を付けているのか、そして商品やサービスに関する技術とそしてビジネスモデルのイノベーション、加えてホームページの刻々と変わる技術革新などである。

経営者の感受性を鋭くするには、先見力として2つの予測を習慣とすることである。1つは、短期予測、すなわち一カ月間程度の予測である。2つは、未来の損益計算の予測するための仮説としての、18カ月ごとから3年に至るまでのバランスシートの仮説からの中期の予測である。

この短期と中期の経済動向、すなわち一カ月程度と数年間の時間の損益予測からの未来の先見力としての予測能力である。これが、経営者にとってもっとも貴重な経営資源である。

危機の中で、売り上げを維持することが、最も重要である。それが、壊れかけた自信を回復させる第一歩になる。まだ機能不全になっていない分野を確かめることである。

例えば、自信を回復するために潜在的な戦略は、どのような危機のときであっても、売り上げや収益を上げ続けているという自信である。壊れかけたように見えても、まだ機能している部分を見つけて、まだ諦めないことである。

2、回復から逆転

 

危機からより効果的に回復してさらに逆転するための、リーダーシップの技能には、経営者にとって4つの方法がある。

(1)様々な見方を集める

(2)核心となるビジネスの技能を発展させる

(3)ビジネスの人間関係を通しての新しい成果を伝える

(4)本当のコミュニケーションに取り組んで、信頼の再構築する

まだ機能している分野が確認できれば、次には、

まず異なる複数の見方を集めるようにする。なぜなら、ビジネスの危機となったのは、様々な見方が欠けていたからである。そして危機からの回復のための計画、本当のコミュニケーションからの信頼を再び獲得して、新しい行動の実行である。

様々な未来への見方を集めるだけではない。様々な見方がどのようにして相互に影響を与えていくのかを理解して、危機以降の新しい価値の体系を作り上げることである。

危機とは、問題としてたちはだかる危機を乗り越えることと、それを逆転するために新しい意味の理解とその行動である。

マーケットに表れている傾向を洞察して、ばらばらのデーターを意味を新しい価値を生体系に再構成していく能力を身につける。そして、新しい意味を理解して、そして新しい行動をすることである。

これからは経営者として360度の視野を持つようにする。360度の視野としての見張り能力を持つことである。すなわち世界中からの広範囲な見方を集めることである。そのためには、異なった人々からのデーターを集め、異なった意見を集めることである。

国境を越えた人の意見を集める。そして様々な分野に交差する学際的な情報を集める。そして新しい意味を発見して、逆転のための行動をするようにする。

3、サーカスのリングマスター

 

危機を乗り越えて、やがて回復そして逆転の計画を実行するためには、われわれは信頼関係を築き上げるべき広範囲な人々を必要としている。心地よいいままでの人間関係の狭い取引関係の人に、再び頼ることだけでは不十分である。

サーカスの舞台監督であるリングマスターのように、様々な動物を使い分けるように、様々の人の意見を採用する。リーダーは、誰をもよく理解して、彼らの信頼と貢献を得るために新たなる信頼のための十分な関係を築き上げるようにする。

このような、全ての新たなる人間関係を結びつける能力が、リーダーの能力である。

この能力については、小島さんより教えていただいた。数人の人の情報から新しい価値を作り上げて、危機の後で回復してそれ以上に逆転させる能力が、経営者の逆転のための行動でもある。同時に、その行動が、経営者にとってのふさわしい報酬となって返ってくる。

.

3、信頼を築く

 

多彩な人間関係を通じての本当の信頼がよき結果をもたらしてくれることを信じて、その種をまく。危機の後での回復と逆転は、本当のコミュニケーションを、異なる様々な人たちとビジネスにおいて作り上げることである。

新しいアイデア、よき作業のモデル、改善した行動そして逆転の成果は、仕事の内部そして外部に、われわれが作り上げた新たなる本当の人間関係のネットワークの信頼からに生まれてくる。新たに築き上げる人間関係が、回復と逆転をもたらしてくれる。

そのために、あなたが困難からの回復計画を実行するためには、われわれは、新しい信頼のネットワークの人々を必要としている。

危機の後での企業の間の信頼は、あらゆる関係者の信頼レベルも、低い状態である。この信頼の欠如は、キャッシュフォローと新しい価値の創造のための時間の問題となって来る。

再び上昇傾向が表れてきたときこそが、チャンスをつかむための逆転の時である。この危機から逆転のリーダーシップを、経営者はどうとらえるかによって、回復そして逆転をチャンスにすることができる。

参考書籍;

Turnaround Leadership: Making Decisions, Rebuilding Trust and Delivering Results After a Crisis by Shaun O’Callaghan.

Copyright © 2010 by Shaun O’Callag

23日(火)より文書558「沢登先生の講演」についての友人の感想を公開します。また560「食べモノの道理 についてを次回11月27日(土)に公開します。

 宇宙超出論の講演DVD2(558)


3)本能の働きを応用する

宇宙超出論が画期的であるのは、生命活動として、本能の知恵の働きに重きを置くからです。それは、理性の働きよりも、本能の働きに重きをおきます。理性的であると同時に本能の働きを重んじる。

ネットでしか情報を得ようとしない人も、簡単にパソコンで情報を手に入れていると錯覚しています。新しい自分になることができない、すなわち意味を理解して、新たなる意味との相互作業によって新しい意味の体系を作り上げることが、すなわち、自分を超えていくことが、できにくくなります。

一方ある大脳の学者の話をテレビで見ていても、大脳学者は、脳からすべての指示が出ているとみなしています。

筋肉の大切さを忘れている現代人と同様に、頭脳を優先して、本能の偉大な知恵を見ようとはしていません。この本能の知恵という発想に踏み込むことを、out of the box の思考の発想法として、大脳学者だけでなく多くの人は、採用していません。

現実の社会では、パソコンによって便利さと引き換えに失われたものがあります。パソコンで情報を見る人の画面を見ている時間は、多くの場合1分程度です。まさしくネットサーフィンをしているのです。まさしく人は考えるという思考の筋肉を使っていないのです。

何度も何度も本を読み返すということや行間の間の情報を読むことが、パソコンで本を読む限り、新しい意味の体系を作り上げることは難しい。

3、これからの問題解決に向かって

 

 

(1)求められているのは、out of the boxの思考方法

 

様々な科学との対話と相互交流による知的刺激を、この講演はもたらしてくれる。しかし日本の現実は、人は特定の分野にますます閉じこもっていこうとして、その結果学問と社会のブレイクスルーを阻害している。日本経済は、この20年衰退を続けていて、さらなる停滞が始まろうとしている。一方、パソコンの普及によって新興国の経済成長は著しい。

同時に今求められているのが、「生命とは何ぞや」という根源的な問題に、各分野からの視点で、それぞれが取り組むことなのです。

今一度レオナルドダビンチのような思考方法で取り組むことです。筋肉の十分に使い、本能の知恵を応用することは、若者にも高齢者にも、イノベーションになります。レオナルドダビンチは、さまざま名分野に取り組んだ天才です。

(2)サンデル教授の哲学と対話

それでは、この問題解決として今有力な発想法は、何なのだろうか?

 たまたま最近録音していたNHK教育放送の番組に、サンデル教授のハーバードの白熱授業があります。

それは対話によって、考えることを深めようとする哲学の授業です。彼が番組の最後で語っていた、世界中でこの授業の実現しようとする彼の目標に、その発想法のヒントがあります。パソコンで使うような平易な英語にこの思想を変換していくことと、そして世界の人々との対話を深めていく2つの方法が、宇宙超出論を発展させるためには普及させるにも、効果的です。

特定の分野の科学および社会科学の分野の延長でいくら考えても、それが自然科学や法学や経済の枠内でいくら考えても、なかなかブレイクスルーは生まれてきません。

 経営でよくつかわれる概念で、out of the boxという言葉があります。まさしくある特定の思考方法からの枠を出て自由になるときに、ブレイクスルーやイノベーションが生まれてくるのです。今求められているのは、まさしくこのout of the boxの発想方法なのです。

(3)人間には誰もが自然権を持っている、しかし個別の経営や繁栄の分野では、人の違いが大きい。

ある状態が安定して均衡しているときは、ある時間が経過すると、相転換が急速に展開する。この相転換が、植物界、動物界,そして人間界に地殻変動をもたらします。

少数の人間は、経営の先見力の分野で、この地殻変動の中で生き延びてきました。

新しい自分になることを、自分で実行しない人には、自分を超えて行くことが困難です。人類の前にあるのは、やがて滅びていく主になるのか、それとも、われわれの前にあるにあるのは、新しい人類になるための自分を超えていく挑戦です。

沢登佳人氏は、過去の記憶を参考にして、それまでの自分を超えていくことを、自己超出と表現されている。

誰もが持っている自然権の大切さは大いに認めると同時に、経営の分野を見るとき、それは具体的で、個別経営の問題となります。

なぜ人に違いは生まれてくるかを見てきます。人は約束と信頼を守る生き方をして繁栄に至る人と、一方年齢にかかわらずこのような礼節を疎かにして、貧しい生活をしている人がいる。

そして個別の人を観察するならば、人は約束と信頼を守る生き方をして繁栄に至る人と、年齢にかかわらずこのような礼節を疎かにして、貧しい生活を送る人がいます。

先見力を育てるとともに、繁栄を築きあげた商人には、共通することがある。

それは、貧困の原因を外部要因にした人で、繁栄を実現した人はいません。当たり前の約束や信頼を第一にしない人たちのほうが、年齢に関係なく自立の意識が少なく、社会からの救済を求めていることが多いのです。

 信頼できる師とよき仲間によって、経営の世界では生き残ることも繁栄も実現できます。しかしこの師や仲間を得ることの大切さは、経営者の世界以外ではほとんど誰も体験しにくい。しかも、信頼を得ることから繁栄は始まるのに、学校で政治でも教えてくれない。

 

低所得の生活に甘んじている人は、またそのような人のほうが、年齢にかかわらず約束を大切にしないで、その責任が他の人に転嫁する人が多い。そのような人は、社会による救済に頼ることが多い。

しかしドラッカーも指摘しているように社会保障は、本来は人の再生を目指すべきものである。が、それを目的としない場合、世界規模で国家破綻の原因ともなっていくことをいま世界中で目撃している。

 

(4)                自由と平等をいかに両立させるか

 

 

それゆえ、それぞれの人によって、繁栄の実現は大きく変わってきます。我々は、アメリカ型資本主主義にあまりに長く影響を受けてきました。

社会学者のロナルド・ドーア氏が言われるように、今一度フランス革命の主張で会った自由と平等をいかに両立させるかという人間社会の課題に今一度戻らねばなりません。沢登先生の哲学の原点は、フランス革命からの人権主義です。

 私は江戸時代に生まれた石田梅岩などの商人道徳を原点にすることに次第になっていった。アメリカ型資本主義ではありません。

この文章を読まれた方からの御意見を期待しています。

以上

宇宙超出論の講演DVD1(557)


講演DVDをみて

 

 

9月新潟で開催された研究会での沢登先生の3時間にわたる講演のDVDを、高見さんが直接自宅に10月10日に持ってきてもらい、私のパソコンにインストールしてもらった。それを何度も見たうえで、以下を書いた。高見さんの親切な行為に、深く感謝しています。

 このような長い3時間の講演を数枚の文章をまとめるのは、不可能に近い。それでも、どこに問題があるのかをと解決へのひとつの方法に、ついてまとめた。

 

1、宇宙超出論の世界

沢登先生の思想には、宇宙論、物理学、生物、哲学、古代史、などなどさまざまな学問が混ざっている。それらが全存在という存在と、なぜ全存在だけでは宇宙の発展には限界があるために、新しい自分を見つけようとしている有限の生命の働きを、重力理論と素粒子理論と対比させていて、この思考は展開していく。

全存在、生命の働き、重力理論と素粒子理論、そして相転換などについて関心のある方は、この講演のDVDをぜひ見てもらいたい。

高見さんは、この哲学をあえて一言でいえば金子みすずの詩のように、みんな違っていてよい、という言葉にたどり着くことを、ある著作にて述べられている。

このDVDの前半の多くの部分は、最新の宇宙論なので、それらの内容については省略する。関心のある方は、沢登佳人著「生命とは何ぞや」を読まれることをお勧めします。またこの哲学を私なりに説明したのが、この「文化と達成」の右側に紹介している私の著作「自然と生き物に触れて、見えない世界とのコンタクト」です。

(1)一歩ずつ変えていく人間になる

 

 

人間や全ての生物は、一歩ずつそれぞれがもっている感覚器官をとおして、一歩ずつ世界を認識して、世界を変えていく。それぞれの人間やそれぞれの生物が、違った世界を見ている。それぞれが新しい自分を、自分の過去体験を参考にして,自分で自由に選択していく。そうすることによって、新しい自分を発見して自分に超えていく。

生物は過去の体験を参考に、自分で選ぶことにより、新しい自分に変わっていき、現在の自己を乗り越えていく。そして生命は、生態系を発展させていく。そして地球自体を、生命が変えていく。

このような生命の存在なくしては、地球という惑星も太陽以外の惑星も、生命なくしては変えることはできない。生命の存在なくしては、全部を知っている存在を全存在と表現しているが、それすら、生命の働きがあるからこそ変化発展できる。

(2)人は謙虚になっていくと、あらゆる人に自然権がある事を認める

 

 人間はそれぞれの分野ですごいことをしている。それを観察した時に、人は謙虚になっていく。若いころ人間は、多くの場合馬鹿であるし、傲慢である。が、やがて人はこの生命の営みが観えるようになっていくと、次第に人は謙虚になっていく。

特に大卒のほうが膨大な生命の働きを学んでいくと、人は謙虚になっていくかもしれない。それが大卒のほうが社会が使いやすい理由であるかもしれない。むしろ大卒と表現するよりも、人は学べば学ぶほどに、謙虚になっていくのだろう。

また、やってみなければ、人間はどうなるかは分からない、新しい自分に人はなろうとする時、それが分かるといかに人生というものは、それがいかに綱渡りの人生であることもわかってくる。誰でもが罪を犯す人間になるかもしれない。このことが分かってくると、全ての人に対して、人は謙虚になっていく。

どの生命も大切にして、誰にも生きる自然権がある。そしてすべての生物も、すべての人間も、生きる権利がある。この思想とそれを研究する宇宙超出学会は、人権問題から発展的に生まれた。

(3)安定が続くと、やがて大きく変化する

しかしながら、自然は安定すると、やがて転変地変が起こる。自然界において相転換と呼ぶべき大転換が起こり、その結果人間社会においても政変がおこる。この大変化は、植物界から始まり、動物界にも変化は及んで、やがて人間世界の変転を、もたらす。

安定が続くと、やがて大きく変化する。人間の経済活動も一変する。このような歴史を卑弥呼の時代からリーマンショックの今にいたるまで、繰り返している。

これは、経済活動にも、あてはまる。多くの企業を経営する人も、この謙虚さを亡くしていくとき、人は滅びていく。傲慢さは、滅びに至る道である。そして、失敗の記憶をいつも思い出すのが、経営者にとって繁栄と自分を超えていく原動力になる。

50年単位化、10年単位か、または数年単位のこの変化のささやきを聞こえるかどうかが、経営者が生き残れるかを決めていく。しかし、長年人に使われている人間は、この社会の変化のささやきが聞こえないかもしれない。

友人の本間宗究氏は、世界中の国家の財政破綻やインフレや年金問題の破綻から、社会の大変化の足音を聞こうと取り組まれている。彼の文章は、このささやきを聞くときに大いに参考にさせてもらっていて、感謝している。

このようなことが卑弥呼の時代にも起こった。最初は、植物界の相が一転して、やがて動物界の変化となり、やがて人間世界の変化となっていった。

人は正しい道を選び、どの生命も大切にして、精いっぱいに生きていくことである。

 

2、問題と可能性の探求

(1)                知的興奮とブレイクスルーの予感

様々な科学や様々な人との対話と相互交流による知的刺激を、この学会はもたらしてくれます。しかし日本の現実は、人は特定の分野にますます閉じこもっていき、それを打ち破るために、現代の学際人としてのドラッカーと同じような、いまこそ学問とビジネスのブレイクスルーが、この思想から期待される。

(2)                筋肉の大切さの再発見と成長分野

 

  

現在日本人の生活は、生理的な筋肉を弱くする生活をしている。それは若い人にも、高年齢者にもあてはまる。介護問題が、本当の問題ではありません。全ての人が予防医学としての健康に取り組むことによって、介護問題もかなり改善できる。多くの人は、野外を歩き、スポーツをしていない。

筋肉を回復させて増強させるために、すべての年齢の人が、体操やスポーツを科学的に取り組む必要があります。長期の入院の後も、筋肉の回復に取り組むことが一つの課題です。全ての人が予防医学として健康に取り組むことが、筋肉を回復させて、体を動かすことが楽しみになると同時に、これは、ビジネスの成長分野にもなります。

すべての人が筋肉を鍛えるという分野への理解と取り組みが、日本ではまだ十分に理解されていない。これを、あそうクリニックaso-clinic.com のコーチの方々にお世話になり私の筋肉を改善させる体験によって、はじめて理解しました。だからこそ、筋肉を回復させる分野こそが、大いに成長分野になります。

続きは、11月9日(火)に公開します。次回が本論になります。この文章を読まれた方からの御意見を期待しています。

以上