Archive for 7月, 2011

ドラッカーの5つのキーワード(582)


「ドラッカーのひとつ以上の世界に生きる」文章573を書いたが、それについては友人のお金額でも同じくこの本について要約されているので、読まれるとより理解が深まりますので、お勧めします。

お金学

http://okanejuku.blog92.fc2.com/

これら2つの文章に書いていないで、私が大切にしているプロフェッショナルのための5つのドラッカーの言葉があるので、再度ドラッカーを取り上げます。

1、生産性を高める

「変化のマネジメント、改善の目的は、2,3年後にはまったく新しい製品やサービスにしてしまうことである。

経営管理の仕事は、全員をボスにすることではない。全員を貢献者にすることである。

経済の生産性が高ければ、所得の平等性は高まり、生産性が低ければ、不平等性が高まる。税制が、これを変えることはない。租税国家は、その結果、無能力者となってしまった。政府自らが実行者となった社会政策は、わずかな例外を除いて、みな成功しなかった。

 今日では、あらゆる先進国において、知識の形成が最大の投資先である。

知識から得られる収益こそが、競争力の決定的な要因である。知識に関する限り、いかなる国、いかなる産業、いかなる企業にも、特定の優位性も劣位性はない。」

この経済の生産性が高ければ、ということを看過してほかのことを優先する政府がある限り、日本の衰退は続くだろう。さらには、税制がこの衰退を変えることができないのにかかわらず、その政党は税制を変えようとしている。おのずと何を行動したらよいのか、が分かる。

   改善のマネジメントは、数年先には新しい商品とサービスをもたらす。それは地球規模での数年ごとに変化を利用すること、それ自体がビジネスであることを、我々に教えている。この数年ごとの変化を利用するのが、経営である。改善のマネジメントを常にしているか、どうかである。

2、知識の形成

知識の形成は、数年後に全く新しい社会をもたらす。そして今やどの国にもどの産業にも優位性も、劣位性もない時代が、現代の社会となっている。

 この知識の形成こそが、最大の投資先である。平均を上回る成果を上げている経営者や投資家とは、専門知識によって仕事をしている人である。

従って知識への投資が最大の投資となっている人と、そのような知識への投資をしていない人の違いは、成果を上げている経営者や知識労働者と単純労働者の違いとして、情報力の格差は、これから社会問題としてより一層広がっていく。

3、動機づけし、指示し、励ます

 

 

「教師の果たすべき役割は、動機づけし、指示し、励ますことである。教師はリーダーとなり相談相手となる。知識社会においては教科内容そのものよりも、学習継続の能力や意欲のほうが、重要でさえあるのかもしれない。

強みに焦点;

達成とは積み重ねである。達成とは上手に行えることを遥かに上手におこなえるようになることである。したがって達成とは生徒の強みに基づかねばならない。

しかし今日の学校も教師も、生徒の強みに焦点を合わせて、これに挑戦させることができないのである。」

上手に行えることを遥かに上手に行えるようになる。それぞれの人がプロフェナになることの勧めである。一方失敗をする人にはルールがある。しかし、上手に行うことは、人によって異なる。上手に行っているのは、何なのか?

4、意欲を高める環境

コーチやコンサルタンの役割は、意欲を高める環境を作りあげていくことでもある。

 なぜなら人は、ほかの人に会ってきた時間よりも、たとえ会う時間はわずかでも、動機づけし、指示し、励ましを与えてくれる人やその人の言葉を、誰よりも一生忘れないからである。それらの言葉に人は、感動するからである。

 

5、多様な専門知識を理解する能力

「専門知識を一般知識とする

今日、重要な新しい洞察は、全くの別の専門知識から生まれるようになった。

しかし専門知識を一般知識とするには、専門知識の所有者である専門家自らが、その知識領域を理解しやすくする責任を果たさねばならない。

専門知識それぞれについて指導的な地位にある者は、自らの知識を理解させる責任を負うと共に、そのための大変な作業を進んで引き受けなければならない。

専門知識を真理すなわち一般的知識への行路とすることは、

我々は、多様な知識に精通する博学を必要としていない。また事実そのような人間は存在していない。逆に我々は、ますます専門化していく。我々が真に必要としているのは、多様な専門知識を理解する能力である。そのような専門知識を持つ者が、知識社会における教育ある人間である。

      *「 」は、「ポスト資本主義社会」から ドラッカー著

専門知識を持つ者が求められているのは、博学を求めるのでなく、それぞれが専門知識によって仕事をして、多様な専門知識を理解する能力である。その理解が深まれば、プロフェッショナルな人の付き合いができるようになり、その関係は深まる。

なぜならば、新しい洞察は、全くの別の専門知識から生まれるようになっているからである。

  ドラッカーは、経営において、動機づけ、指示し、励まして、継続学習をする大切さを説く。専門知識を持つ者に、さらに多様な専門知識を理解することを進める。新しい洞察は、全くの別の専門知識から生まれる、そして二つの専門知識を持つようにする。最初は、自分の生産的を高めることを、勧める。

    

 

以上のドラッカーの言葉について、皆さんはどのようにお考えでしょうか?

8月7日(日)午後本多静六について、二回にわたり公開します。

近江商人の理念(581)


1、カン、サンジュ著の「悩む力」

あなたに元気を与えてくれる3つの言葉がある。

第1は、カン、サンジュ著の「悩む力」の中に、人間は人との関係に生きる生物である、という言葉がある。特にこの本のなかで元気を与えるのは;

「自我を保持していくためには、やはり他者とのつながりが必要なのです。相互承認の中でしか、人は生きられません。相互承認によってしか、自我はありえないのです。そして何が生きる力になるのか?

究極的には、個人の内面の充足、すなわち自我、心の問題に帰結するとも思えるのです。・・・つながる方法を考えてほしいと思います。・・・私は、意味を確信している人は、うつにならないと思います。中途半端にしないで、まじめに悩みぬく。

そこに、その人なりの何らかの解答があると私は信じています。」

この他者とのつながりが必要であることを、そしてある時間にはまじめに悩みぬく、という2つを心することである。この2つの自覚と実践が、やがて少しずつ元気を与えてくれる。

一方仕事で破滅する人や、人との関係という本質的な関係を普段から持ちえない人間には、失敗する共通するルールがある。本当の他者とのつながりを求めないから、まじめに悩もうともしない。

そうならないために、ある時期から私たちはただ食うための生活から、ある時期からは超えなければならない。そして誰とのつながりを持とうとするか、を自問することである氏、そして本当に悩もうとするか、である。

すなわち、まじめに悩みぬき、後に自分でしかできないことを発見して、それを達成して社会に貢献しようとすることである。それは、危機の体験を悩みぬいで、人のつながりの大切さを自覚からスタートする。

 

2、石田梅岩

富永仲基については、文章564で以前に書いた。そしてもう一人の石田梅岩については詳しくは知らなかったしが、山平寿子さんからいただい「企業倫理とは何か」という本によって、石田梅岩を詳しく知った。この本は、私の愛読書になったことに山平さんに感謝している。 

 

第2に石田梅岩から学ぶことは、まずは一銭といえども軽視しない金銭に対する厳しさである。それが商人としての仕事に結実し、それが商売繁盛につながるからである。商人の道を知れば、商人道に合った仕事をして繁盛する。それが学問の徳である。学問は人の道、商人の道を学ぶものとして、彼は明確に位置づけた。

学ぶとは、人の道と商人の道を学ぶことである。

さらに安楽を見出すにたどり着くことである。人の道にしたがって生きていくならば、どのような境遇になろうとも、人は安楽を見出すことができるようになる。それは商売の厳しさとともに商売のありがたさを感じ、やがてそれは、精神的に自立した自由人の生き方となっていくことである。

この安楽を見出すためには、やはり勤勉に働くことである。この勤勉と倹約がなければ、何事もだめであり、それがあればすべてがうまくいくだろう。

反対に年は関係なく不幸ななる人間には、やはりこの仕事に対する勤勉と倹約が欠けている。

商人の道を学び、仕事の厳しさとありがたさを感じ、自由人の生き方金銭に対する厳しさ商人の道勤勉と倹約が、安楽と繁栄の基礎を作り上げるは間違いない。

 

 

3、「近江商人の理念」

 

 

第3は、小倉栄一郎著の「近江商人の理念」である。この本のエッセンスとして本来近江商人の本質は、小売業でなかった、近江に本店を置いて、全国を商圏として商いをした商人のことである。情報によって生きてきた人々であった。

「出身地近隣で営業するものはなく、とおく近隣へ旅して他国で商売した。諸国物産廻し商法が近江商人の特色であった。」しかしこの情報によって生きてきたことに、着目する人はほとんどいない。先日のNHKの「近江商人の家訓」の番組でも、この小売業でないことを取り上げていなかったのである。

この諸国物産廻しこそが近江商人の特色である。この諸国廻しこそが、今回の文章を書く動機になったのである。なぜなら、先日のNHKの番組では、単なる家訓の羅列の紹介であって、なにが近江商人の本質であるか、を取り上げていなかったからである。

もうひとつ近江商人の家訓の中で最もわたしが好きなのは、近江商人で租業を守り続けたものは、ほとんどいないという事実である。この言葉は、多分小売業からは生まれてこなかっただろう。租業をまもるだけでは、失敗を多く経験することもできないし、先見力も育たない。

昔からの店は番頭に任せて、主人は新事業を興して新産業を育てたという言葉である。昔からの店は時代が移れば、衰退していくかもしれないが、新産業によって近江商人の生命は新会社につながる。このどうしたら近江商人の生命をつなげていくかである。

 

近江商人は本来小売業ではないという事実である。彼らは、昔から情報によって生きてきたのである。それは、現在の商社であった。現在も投資などの未来の新産業を興して新産業を育てるようにとと私たちに教えてくれているのである。この先見力を生かす経営者が、生命を未来につなげるのである

もうひとつの言葉は、このわずかに30年と言う時間についての捉え方である。

「ご先祖様の手代、貧も富もわが一心にあり。悪心起こらば、家を保つこと能はず、家をわが子に譲るまでは、わずかに30年なり、その間は謹んで奉公の身と思ふべし」

 

そして仕事は私たちにとってもわずか30であると考えることである。いつまでも仕事は続くものでない自覚があるからこそ、プロフェッショナルとして働くことができるのである。

何も永遠に続くものはない。人との出会いもわずかに数回の出会いであると考える時、この何事もわずかに30年の言葉を思い出すことである。一期一会で、わたしたちは、限りある時間を与えられているのである。

中国の1月から6月までの輸出順位で日本がEU,アメリカ、アセアン、の次に位置している。中国は、日本によって影響を受けることはない。それなのに、日本は中国を必要としているこの状態について、ランチェスターの法則から危機を感じる人こそが、新産業を興す時期である。

7月31日(日)午後3時から5時の間に、新しい文章ドラッカー2を公開します。

ティナ.シ―リグの「人生を変える授業」(580)


1、グローバルな視野になるとチャンスが開かれてくる

ビジネスや科学によって国際的な視野が持てると、その時新しいチャンスが開かれる。科学とビジネスによって、停滞した状態から今までと違う次元に入っていくことができる。

自分の限界、すなわちひとつの国のなかに生きている様式の枠を破ると、新しいチャンスが見えてくる。制限されたひとつの国に住む生活様式を打ち破るときに、自分の手で未来の可能性をえることできるようになる。 

そのとき、好奇心は高まり、もっと人は進歩して、もっと幸福を感じるようになる。

しかしひとつの国にとどまっていると、狭い心の文化とあらかじめ決められた考え方が無意識に人の可能性を閉じ込めてしまい、自分が停滞した状態にいることが見えない。

個人の可能性もその才能の開発も、生まれた土地にいるままでは閉じ込められている。 なぜなら、多くの人は、この抑えるものが、ルーティンの生活から広がっていく。

 

 

2、ビジネスや科学では、失敗が成長のスタート

 

 

成功する起業家の重要な特徴は、人は失敗から学ぶことによって成功に近づくこと。

あなたは、最初の偉大なアイデアによって、成功を実現するのではない。アイデアをこの現実の世界に応用したとき、通常これは私の体験においても、人むしろ失敗するものである。

現実のマーケットに出したときにはじめからうまく働くアイデアなど、ほとんど不可能に近い。そして新しいアイデアが現実にうまくいかないときに、通常は失望して、なにもかも投げ出したくなる。

しかしこのとき、早く失敗を重ねる意味は、その原因を発見して、修正するめったにない機会を得たのである。科学とビジネスでは、人は何回も失敗を犯せばチャンスが近づいてくる。

「問題は全てチャンスに変えることができる、ということです。問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きくなります。大きな問題を抱えていない人には、チャンスも訪れません。

未知の領域に踏み込むにはリスクを冒す覚悟がいります。そして誰も答えをいつけていない問題に取り組むのです。」

 

 

3、抑えるものとイライラがビジネスを破壊する

 

 

579の「おさえるもの」のように、何がおさえつけているのかをまず見つける。それによって守りのビジネスの姿勢でなっているときには、それらを取り除く。そうしないと、それは破壊的ながんの細胞が肥大するように働くからである。

又ビジネスでイライラしているときは、自分自身がある壁に当たっている兆候を現している状態である。いらいらは、更なる成長にふたをしてしまう。

イライラは、もっと効率的に仕事をコントロールするにはどうしたら学べるかを、できないようにしてしまう。イライラをいつまでもコントロールできない人は、前進できない。

4、複雑な仕事

 

 

どこにでもある仕事でなく複雑で整理されていない仕事に飛び込むのである。それによって、大きな成果と利益を得る。もし仕事が複雑でなかったならば、それは競争相手に通常その分野に参入するためのシグナルを送っているようなものだ。

多くの人が、同じような簡単な機会に競争しようと入ってくる。

たとえばファミリーレストランの競争は激しい。そして多くは破産する。一方最も複雑な仕事では、多くの競争相手は最初の第一歩でつまずいてしまう。

だから、複雑さがある仕事こそを、人は探すべきだ。複雑さを分解して、単純な段階に分けて進める。そうすると突然、複雑さが単純になっていくことが分かる。

複雑な仕事に飛び込むことによって、その分野でのリーダーになり、その市場をコントロールすることができる。このコツに気がつくだろう。複雑な仕事こそが、知識労働者又は経営者の仕事である。

5、素早く失敗をする

 

 

「素早く試行錯誤を繰り返すことによって、非常に多くのことを学ぶ。必要なのはまわりをよく見て、自分たちの近くにあるチャンスを見つけること。自分たちが持っているのは、5ドルでもなく2時間でもないことに気がつくこと。

この5ドルでもなく2時間でもなくて、私たちが持っているものとは、それぞれ、あなたにとって何なのだろうか?「さらに自分たちが持っている技術や周囲に転がっているチャンスは、最初に思っていたものよりもずっと大きい。」

問題をチャンスに変えること、世界はチャンスであふれている、と考えること。自分の幸運は自分で作る、ということです。起業家になって運をつかむということは、レモンでレモネードを作るのでなく、レモンでヘリコプターに乗せてもらうことなのです。びっくりするようなことを、あなたも起こせるということです。」

失敗の方法を覚えるということです。素早く何度も失敗をするのです。ですからあなたがもっと成功したければ、もっと多くの失敗に耐える必要があります。そこから何かを学ぶなら、失敗することは問題ではない。何度も何度も自らトライしていく環境に自分をおくことが大事なのです。

起業家精神歓迎、アイデア歓迎、失敗も歓迎。

6、選ばれるのを待っていてはダメ

 

 

光り輝くチャンスを逃がすな、いろいろなスキルを身につけて、自分で幸運を呼び込み、光り輝くチャンスを決して見逃さなければ、最後には自分で素晴らしいパラシュートを作りだせるのです。

基本的に最も重要なのは、最高な人に囲まれる事だと言うでしょう。

大切なのは、問題をチャンスに変えることです。」

「}は、ティナ、シ―リグの人生を変える授業より

7、知識労働者か、それとも単純労働者

日本で最も必要なのが、この起業家精神である。アイデアは創造力から生まれ、失敗から、成功が生まれること、を歓迎することである。経営者になろうとする人は、この精神を持っている場合が多い。未来を切り開いていくことが出来るのである。

必要なのは、起業家精神であり、創造力を使ってアイデアを生み出すことである。素早く失敗を重ねることである。今必要なのは、レモンを使ってヘリコプターにたどり着くこと、すなわち考えつかないアイデアでもって仕事を考える、この3つであるである。

イノベーションによって、問題をチャンスに変えることである。問題を解決する人に向かってお金は集まってくる。イノベーションとは、だれも答えを見出していない問題に取り組むことから生まれてくるのである。

この起業家精神がないところとは、どのようなところであるかについては、文章579の「抑えるもの」で説明した。が、このような起業家精神を、高校でも、日本の大学でも、教えてくれない。これからは、世界中で、科学者か、経営者か、または知識労働者になる人なのか、それとも純労働をする人の世界になるのかで、全く変わっていく。

起業家精神について、近江商人の理念を次回24日(日)を公開の予定です。

押さえつけるもの(579)


1、        成功を生み出すもの

 

 

あなたが持たなくてはならない多くの責任を持てば持つほどに、困難な時に重要な才能を実現することである。それは、一人ではあらゆることをすることはできない、ということを学ぶことにある。

あなたは、最も才能がある人を今以上に必要としている、ということである。このような人を育てあげて、彼らを社会に影響を与える人にするためには、ビジョンと戦略を実現するにおいて、中心となる仕事を与えることである。

たとえば、消費者への商品やサービスを提供している立場にいれば、それがいかに重要であるかに光をあてることである。強い経済的な成果を維持する唯一の方法は、イノベーションをいち早く使うからである。それが競争相手よりも一歩先に、あなたをおくこと、忘れてはいけない。

2、イノベーションを生み出す文化

このレベルのイノベーションとそれにつづく経済的な成功をやりとげるには、イノベーションを育てる文化を作り上げる必要がある。

そのためには、イノベーションのゴールについて、定期的に徹底的に話し合い、つくりあげるようにする。

わたしたちを勇気づけるのは、生み出すことができるイノベーションである。

イノベーションをつくりだせば、それに褒美を与える

そして決して価格競争の世界に巻き込まれないこと

メンバーにいつもいまが緊急の時である意識を植え付けるように働きかける。

3、転換点

重要な技術のシフトや消費者の習慣や行動のシフトがあなたのビジネスに大きな影響を与えることは、しばしば転換点に関係している。

なぜなら転換点は、今ある商品やサービスに影響を与えていき、劣ったものや時代遅れのものにしてしまうからである。この転換点を利用するためには、また時代遅れにならないためには、今提供している商品やサービスを最新の商品やサービスに、今それらを修正しているか、またはするようにする。投資においても転換点を発見することが、先見力になる。

4、コダックは転換点の事例。

いつでも企業のスタートも再生も、それらは失敗の体験から生まれていることを以前に書いた。

この最新の失敗の事例を良く見ておくことである。コダックは1990年後半又は2000年代初めに、デジタル写真は登場した。毎年30%から50%成長していた。しかしデジタル写真のどこにも、もはやコダックは主役ではない。

コダックのあるデジタルカメラは評価できるものであるが、いつも市場に出るのが遅い。一方、キャノンやそのほかのメーカーが毎月ベースで新製品を登場させている技術の発展に、コダックは追い付いていない。

このコダックの物語は悲しい。コダックは生き残ることができるか、わからない。一連のプリンター商品を追求しているが、その企業は未来を見失っている。それはテクノロジーの転換点が見えなかったからである。

5、押さえつけるもの

正しいグループの人を集める。

最先端の技術テクノロジーを維持するために、正しい人々を集めることは簡単ではない。

このような人を集めて、探す、彼らを生産的にしておくには、いくつかのガイドラインがある。そのガイドラインには、

官僚的で人の創造性を押さえつけない

転換点を見つけし、探し出すには、彼らを官僚的な環境におかないことである。

そのためには、人を小さなグループにしておく。

よく成果を上げる人が知っているのは、いかにしたら仕事がよくできるかである。多くの人がいて、その多くの人に押しつぶされないようにするのは、各人の責任を明らかにして、そして創造性を高めることである。

そして転換点を探しだして、それを確認することが経営者の仕事である。これはどの分野の仕事でも重要で、そのための先見力については、前回の577のブリンクで述べた。

6、どこから貴重なアイデアをえるのか?

 

イノベーションについての確実なことのひとつは、それは計画したとしても、それだけでは、ものにできないことである。

輝かしいアイデアは、どこからでも現れる、ということである。

どのような環境や性格が貴重なアイデアを生み出すかを正確に知ることは難しい。

この現実的な真実が示しているのは、我々がオープンな心を持つようにして、人を励まし、どこからでも、誰からでも、よいアイデアを考え,得るようにすることである。この意味は、社員、消費者、取引先、あらゆる関係者から、よいアイデアをえることである。職場にいる人からだけではない。

このことをまずはっきりさせることである。外部からの情報をえるように、そして正しくアイデアを評価することである。

 

成功するアイデアを思いつき、それを心に留めるポイントとしては、

顧客や取引先から、アイデアをえると、言うことである。

なぜなら成功の体験を持っている人は、あまりに内部中心で、技術的になりがちであるからである。そして顧客やと取引先を研究することは、優先順が低く見られることが多いからである。

私たちの仕事は、イノベーションに関する責任を負っているということを自覚すること。だから仕事をしている場所から離れて、顧客などを観察しては彼らと話す、ということである。

 強い経営者が知っているのは、顧客はどのように商品やサービスを使っているかを観察することに代替するものはない。

それが忍耐を必要するかもしれないが、これが役に立ち、もっと商品やサービスについての洞察力を与えてくれる。コンサルタント会社のマーケットリサーチからよりも役に立つ。

長く続いている組織では、ドラマチックなイノベーションを達成するのは困難である。

仕事をするのがあまりにルーティーンになっているからである。なにも変化する必要がないと確信しているから。

それゆえ主要なイノベーションを求めているならば、組織を動かさねばならない。

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7、世界を考える

 

グローバルになることは、数千人の社員がいる会社のことではない、小さな会社こそが、グローバルに考えるべきである。

グローバルに考えるには、いくつかの基本的なルールがある。

中心とならない仕事や活動では、競争力の強さ、や専門的な技能を育ててくれない、ということである。

だから戦略的な活動のためには、仕事の正しい場所はどこにあるのかを選ぶ

戦略的な活動は、あなたの商品やサービスに影響を与えるからである。

マーケティングと商品の位置づけは、戦略的である。

グローバルになるには、国際的なオフィスの必要性を考える。

戦略的でない活動をアウトソースするか、またはグローバルオフィスを考える。

この判断のために先見力を使うのが経営者である。

仕事をするためのユニークな技能や直接の知識、などをリーダは高めていくようにする。

以上は、次を参考にしてまとめました。

What’s Holding You Back?: 10 Bold Steps That Define Gutsy Leaders by Robert J. Herbold. Copyright © 2011 by Robert J.

Herbold. Summarized by permission of the publisher, Jossey-Bass, an Imprint ofWiley, JohnWiley & Sons, Inc. 214 pages,

$27.95, ISBN 978-0-470-63901-6. To purchase this book, go to www.amazon.com or www.bn.com.

高橋ふとん店の社長である高橋武良さんから、順調に売り上げを伸ばしているとの連絡があって、うれしいい。

高橋ふとん店

http://www.futonten.info/diary_s/

プロフェショナルの力(578)


プロフェショナルな力は、何が作り上げていくものだろうか?

年齢に関係なく、小さなことでも礼状を書かかれるのが、先日自宅に来られた初めてお会いしたKSさんである。この人はプロフェショナルとして繁栄を実現しておられるだろう。

反対に一方感謝の一つも表わさない人もいる。年齢に関係なくそのような人々は、貧困の生活を送っている。それについては、以前にそれは育ちが悪い、とも言った人がいた。

この違いは何だろうか?それは育ちの違いもあるかもしれないが、プロフェショナルの力を信じて、そのための行動をしているかの違いである。このプロフェショナルの力を作り上げるには、学び続けることと合わせて、次のものがある。

 

 

1、        信頼

 

 

信頼が損なわれると、利己主義に駆り立てられ、国家は戦争を始める、人は信頼をなくすと、貧困に陥っていく。人間の不幸の歴史は,このようにして、不信に導かれてきた。反対に、信頼があれば、もっと生きる自信を持つことができて、未来の準備ができて、希望を持つことができる。

人は信頼がなければ、懐疑的になり、行動できなくなっていき、悲観的になる。ゆえに、信頼は、精神的な健康にはなくてはならないものである。さらに、「問題こそがチャンスである」という態度や行動ができるようになるためにも、友と呼べる人や自分への信頼をもつことから、生きる力と繁栄が生まれてくる。

2、        一貫性

 

 

誰かは信頼できる人である人とは、言い換えれば、考え方と行動に一貫性がある人である、ことに他ならない。信頼と一貫性の間には密接な関係がある。信頼なしに一貫性を持つことを人はできない。一貫性なしでは、人は何も誰も、頼ることもできなくなる。

仕事に情熱的なるだけでは、結果をつくるためには不十分である。熱意だけでは正しい結果を生まない。特に物事が困難であるとき、最後までやりきるのは、プロフェショナルとしての一貫性の意志である。プロフェショナルな力は、一貫性によって、生涯をかけて専門家のなることである。

 

 

3、        真摯さ

 

 

プロフェショナルが持つべき心構えは、ドラぅカーが言うように、個人的な真摯さが相手に伝わることが、すべてである、ということもできる。プロフェショナルとしての真摯さこそが、信頼を呼び起こすための最も可能性の高い心構えである。

プロフェショナルな真摯さは、やがて必ず人に伝わっていくのである。「大切なのは姿勢である。真摯に仕事に向きある姿勢が必要だ。これは見ていなくてもいい仕事をすべきだとの教訓である。見ていようといまいが、最善を尽くさねばならない。」

 「ドラッカーに学ぶ自分の可能性を最大限に引き出す方法」より

INTEGRITYという言葉を真摯さという日本語を当てている。この姿勢はどのような仕事にも、例えば大工さんにも、スポーツコーチにも、あてはまる。INTEGRITYを真摯さと表すことが、最初私は分からなかった。でも真摯さがあれば、それは人の心を打つのである。

4、         感情をコントロールできる

 

 

プロフェショナルの心構えは;プロフェショナルは感情をコントロールできることを知っていることでもある。感情の奴隷になるのでない。

感情をコントロールすることは、重要な副産物を生みだしていくそれが、他人の信頼を得るためには、何よりも感情をコントロールすることが大切である、ということである。

感情的な一貫性がある人になる。感情的な極端を示す人を、人は信頼しないのである。

信頼はよき気持ちをもつことであって、信頼は誰かを誰かとまたは何かに結び付ける接着剤となっていく。これは間違いない。

信頼がない人は、この誰かと誰かを結びつける接着剤にならないし、この接着剤になる意味が分からない。

 

感情は、自分で作り出せるものである、ことをマスターしているのが、プロフェショナルである。だから自分の感情をマスターすることは、自分が建設的な考え方を作りだすためになくてはならない。

建設的な考え方をもつことは、自分で感情をマスターすることである。これは困難な時に冷静でいることをリーダーに教えてくれる。

5、他の人の成長と成功に喜びとする

 

プロフェショナルである人の心の持ち方は、ほかの人がもっている価値を認めようとする人である。プロフェショナルは、長期にわたる人に対する投資をする人である。この考えを持っている人は、他の人の成長と成功に喜びを見つけていく。

他の人の成功によって脅かされることはない。

.プロフェショナルとは、他の専門家の価値を認める人でもある。

6、正しい環境を作る

プロフェショナルのコツは、人を刺激する環境を作ることにある。プロフェショナルは、自分自身をやる気にさせること、そのためにリーダーはそのような正しい環境、仕事を、機会を作り上げていく。自分で仕事をする聖域を作り上げていく。

 

プロフェッショナルは、成功の源としての正しい環境を作り上げていく。

ベストな人々で囲まれたあなたの環境を作り上げていくようにしょう、ということでもある。

彼らの文化は、競争力がない人々よりも、このようなプロフェショナルな心構えを持とうとする人をやる気にさせるからである。

未来の希望は、もっと多くの人に自分をプロフェショナルである、と自覚させることである。その時に人は,とんでもない力をえるのである。

未来の希望は、プロフェショナルな力を理想として、それは文化の源泉であるとして、歓迎することである。そのような人になるようにと、プロフェショナルな力を目指す若い人に働きかけることである。プロフェショナルな環境は、人を引きつけ、挑戦させて、心を高めて、そして社会に影響を与えていくのである。

この文章は、以下の本を参考にさせてもらいました。

The Power of Professionalism by BillWiersma. Copyright © 2011 by BillWiersma. Summarized by permission of the publisher,

Ravel Media, Ravel Media, LLC. 330 pages. ISBN: 978-1-932881-04-2. To purchase this book, go to www.amazon.com orwww.bn.com.

友人Tさんより以下の本「プロフェッショナル原稿」がプロフェッショナルには参考になると、連絡がありました。

波頭亮さんの「プロフェッショナル原論」
 
http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-416.html