トム・ピーターの経営者を育てる(586)


1、産業構造の入れ替わり

 

新しい産業は、不況の時に、産業の交代が行われる。新しい産業は、既存の指標に入っていないことが考えられるので、注意深い今の世界で起こっている現実の観察が、先見力を育てる。グローバリゼーションとIT革命によってもたらされているルーティンワークをしている人々の雇用の喪失や賃金の切り下げが、世界中の先進国で起こっている。

それは、ロンドンでも暴動やアメリカでの増税に反対するティ―パーティである。日本においても、実質失業率は約10%と考えられるので、若年労働者の高失業率として同じことが日本でも起こっている。

高い生産性や高い技能を身につける以外に、誰もこの問題を解決できない。同じ原因の問題は、日本でもすでに起こっている。学ぶことを加速した人々しか、この問題を解決できない。

国の規制を受けてきた産業ほど、生き残っていけない。しかも政治家はこの問題の原因を理解していないので、解決できない。

問題の原因を理解することから次の産業が見えてくる。それは、グローバリゼーションとIT革命 が引き起こしている。グローバリゼーションとIT革命 を味方にしていく。そして、リーダーは、先見力をつけて、学ぶことを加速させていくようにする。

教育と技術や海外への投資の加速などが、次の地球規模での成長分野であることが見えてくる。急速なこのグローバリゼーションとIT革命と新興国の台頭 がビジネスの基本である。

 

2、問題解決からアイデアを活用するマネジメントに

 

 

次の成長分野への五感を研ぎ澄ましていくと共に、仕事の成功は、問題を発見して、自分や相手の困っている問題を解決することにある。だからある問題をいかに乗り越える体験をしたかの発表は、アイデアを仕事に結びつける。

 自分や相手の困っている、問題をどれだけ解決したかが、われわれの仕事の成果となっていく。またこれらが、問題を解決するのがアイデアである。そのアイデアを仕事に結びつけるが、新しいビジネスの基本となる。

一方時間給で働いているような人では、相手の問題を解決したことが少ないていないので、成果を上げることができない。成果は、労働時間に左右されることはない時代となっている。

ドラッカーによれば、ビジネスの目的は、顧客を創造することである。そのために、継続的に商品やサービス、そのプロセスや販促的な手法などについての継続的な改善とイノベーションを行う。そためのアイデアを仕事の中心としていく。経営者は、アイデアを活用するマネジメントをしていく。

そして、顧客を継続して創造していくことにある。

アイデアを活用する経営をリードすることが、学習曲線が最も上がると考えられる。やがてそれは、教育中心の組織になっていく。

 

3、優先順位をつけて、重要な仕事に集中する

 

 

時間こそが誰にも与えられている、もっとも貴重な経営資源である。だから時間をどこに割り当てようとするのが、タイムマネジメントである。あなたが成果を上げるためには、この時間を割り当てるというタイムマネジメントは、重要な要素である。

 タイムマネジメントは、仕事に優先順位を付けて、重要な仕事に集中することでもある。アルバイト的な仕事や時間で仕事している人では、成果を上げることは難しい。すくなくとも、問題解決の発見やその成果をだすということに、どれだけ時間を割り当ているか、は、優先順位をつけて集中することであるが、新しいビジネスを作る。

この能力、優先順位を付けて、重要な仕事に集中することに、真摯に取り組んで初めて成果を上げることができるようになる。この時、個人がその能力を高める事ができるものである。

 4、最善のリーダーは、リーダーをつくること、経営者を育てる

 

 

経営コンサルタントであるトム・ピーターは、最善のリーダーとは、社員や信者を作るのでなく、リーダーをつくることと、言う。すなわち経営者を育てることである、と言う。

その通りで、これが今回のメインテーマである。リーダーを育てること、リーダーシップについてのこの教育を、日本は戦前もしてこなかった。そして戦後60年あまりもリーダーを作る教育を今もしていない。学校でもリーダーを作ることを教えていない。

誰かに雇われる人を育てるのは、その後の仕事である。すなわち社員教育でなく、まず経営者や起業家を育てることが優先される。

リーダーは、ゴールを設定し、それを達成して、結果をだして成果を上げる人である。その成功体験を得たあとで、人を育てようとする。

経営者は、人の感情をコントロールすることをマスターする。経営者は、アイデアに賭ける意思を表すようにする。そのあとで、人をやる気にさせて、設定した目標の達成をさせるようにする。

そして経営者になる人は、教育に熱心であるからだ。そのリーダーは、結果として社員や信者を作ることができる。

「成長するということは、能力を修得するだけでなく、人間として大きくなることである。責任に重点を置くことによって、より大きな自分を見るようになる。うぬぼれやプライドではない。誇りと自信である。一度身につけてしまえば失うことのない何かである」(『プロフェッショナルの条件』)

 この言葉のように成長には、能力の向上と人間として大きくなることが含まれている。

 

 

5、より多くを与える

 

 

まず最初に経営者は、人に与えるような生活をしているだろうか? リーダーは、より多くを得ようとすれば、より多くを与える人となるのである。そうすることによって、お互いの相互の関係において、どちらにも有利な協力のネットワークの関係を生み出していくことができる。

この最初のステップを、自分のほうから相手に差し出すことから、スタートする。

もしも本当のボランティアであるならば、それは暇が生み出す関係とはなっていない。それは相手にとって、必要なことを満たすためのかかわりになっている。ボランティアは、すばらしい人の出会いを生み出す。

そして人との関係として、対話をするために、フォローアップする。このフォローアップが効果的な対話のためのネットワーキングの生命線である。このフォローアップをしているだろうか?

 それには、こちらからまず与えるのである。

 

6、信頼と協力のニュースレターを作る

 

 

毎月、ブログによる毎週のニュースレターを作ることは、時間がかかるし自分のエネルギーをとても多く使うことになってしまう。しかしそれでも、このニュースレターを作ることが、強力な人と人をつなぐ信頼と協力のネットワーキングとマーテティングのツールになる。

この効果があるからこそ、関係者は、ニュースレターとしてのブログを公開するようにする。人と人を結びつけるという強力な信頼と協力とネットワーキングとマーテティングの目的をよく理解して、信頼と協力のニュースレターづくりが、効果を発揮していく。

7、はっきり表現する

 

 

自分のユニークなテーマや仕事のアイデアに焦点を合わせる。協力のネットワーキングとマーテティングの目的には、その背景としての、紹介できる情報源を整理するための時間も必要とする。

もちろん一般的なブログなどで表現する人がよく陥っているような欠点をよく理解しておかねばならない。はっきりと表現することを、すなわちはっきりと表現することは、自慢することでないから混同させないようにする。

自慢する行為とはっきりと表現する違いを見分ける判断は、分かりやすく表現することであり、肯定的であることとそれらが事実の表現であることだ。肯定的で、事実の表現が大切である。

 

 

8、まとめ

 

  問題を解決することが仕事の成果

  アイデアを仕事に結びつける継続的な改善

  優先順位を付けて集中する

  リーダーは経営者を育てる

  より多くを与える

  はっきりと表現する、それは肯定的で事実の表現

 

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