森と木を見る1(597)


機関誌宇宙超出55号、56号の沢登佳人先生の論文「私はこのような思索を重ねて、宇宙超出と言う生命の実体にたどり着いた」を読んだ。そこに書かれていることは、物質の生成と生命の役割と人権の問題の3つに要約できる。この文章への意見として、以下を書いた。

 

これら3つの問題については、私は3つの要約のとおりであると考える。加えて、この論文で言及されていない大切なことを、今回まとめた。その詳細は、この一年間にわたり、人は何に貢献できるのか、そのための私は誰?など、経営に関する文章を、文化と達成にて書いてきた。

 

文化と達成では、592,「新リーダーシップの真実」593、「仕事に没頭」595「信頼,」596「学びあう仲間」などで、世界での最新のビジネス書を紹介してきた。「学びあう仲間」では、一生学び続ける人は、繁栄を実現して、それを持続でき、成長し続ける、などは、私の考えである。

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1,習得すべき5つの能力

最初に思い出すのは、ドラッカーが習得できるし習得せよとする能力、つまり、誰もが習得すべき5つの能力である。

「3分間ドラッカー経営学の巨人の名言、至言」「経営者の条件」より、上田惇生 立命館大学客員教授より引用

 第1が、時間を管理すること、つまり、何に時間を取られているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に使うことである。

 第2が、世の中への貢献に焦点を合わせることである。すなわち、成果に精力を向けることである。

 第3が、自らの強みに基準を据える生き方をすることである。上司、同僚、部下についても、強みを中心に生活と生き方を据えることである。

 第4が、力を集中することである。優先順位を決め、それを守ることである。

 そして第5が、成果をもたらすよう意思決定を行なうことである。

タイムマネジメントをすること、そして貢献していくためには、人は成果を上げるようにすることである。自分の強みを中心に生きること、そして集中すること、そして同時にリラックスすることをマスターすることにある。

これら5つは、どのような仕事をしていても、生産的に生きていこうとする人は、誰もが習得して、マスターすることである。そして人は、自分で選択する人生を選ぶことによって、自由を感じるようになる。人は自分で選択するときに、初めて、自由と幸福を手に入れるのである。

 

2、選択することによって、人は自由と幸福を感じるようになる

 

 

意思決定は、人間の選択の問題である。何のために選択するのか?それについては、NHK教育テレビの番組、コロンビア白熱教室で、ビジネスの教授であるシ―ナアイエンガ―が、現在選択について詳しく講演されている。「選択の科学」

 

自分で選択する人生を選ぶことによって、人は自由のありがたさと幸福を得るようになっていく。今の生活よりもよりよき明日のために、人は選択をするのである。彼女が説明するように選択によって、人間でもほかの動物であっても、自由のかけがえのなさを感じるようになり、最もストレスが少ない生き方を悟るのである。

 

自分で選択することから見えてくる生き方は、山の頂上にたどり着いた時に見える景色のように、自分でしか貢献できない方法でもって、貢献する形が見えてくるからである。それは、ストレスの少ない生き方であり、幸福を感じる生き方である。

 

しかし、社会主義や官僚が支配する選択の自由がない国や社会では、また自分で仕事を選択したことがない人には、このような選択によって獲得する自由と幸福は、見えてこない。

 

経営学とは、事実に裏付けされた、従って事例に基づいて説明されるべき分野であるから、事例に基づいた話をするようになり、ビジョンによって未来を見ようとする方法が効果的な分野である。

 

経営学の最先端は、596「学びあう仲間」で紹介したような、センゲの学びあう組織や仲間と一緒に、未来を作りあげる分野である。彼の経営学は、成長に関する最先端の科学を採用して、お互いが学びあうチームの勧めである。

 

学びあう仲間は、スポーツチームジャズの演奏者から学ぶ世界であって、挫折からの克服を学ぶ世界である。でもこれは、日本では十分に伝わっていない。経済的に、または精神的な繁栄の実現することと筋肉の働きをスポーツから学ぶ3つは、とても重要である。

 

経営学は、歴史からの立派な商人から学ぶ世界でもある。また行動する人間は失敗をすることから避けられないので、リーマンショックや今進行しているユーロ危機などからリスクマネジメントを学ぶ世界でもある。

 

歴史や事例から学ぶ世界が経営であるから、経営は、すでにおこっている事実が指し示す以外からユートピアを求めようとしない。経営は、ドラッカーがジャーナリズムから出発したように、事実を観察して、人間の失敗や選択の意味を学ぼうとする分野である。リアリズムを大切にして、そして成功を求める分野である。

 

 

3、自分でお金を作り出すというアイデア

 

 

いくら高学歴であっても、社会のシステムに乗って生きていく人や、官僚として長年生きる人では、自分の才覚を頼りにして、未来を見る力やビジョンを見ることができる力は、生まれてこない。

 

戦前も今も、エリート的な人は、国を滅ぼしてきたし、これからも滅ぼそうとしている。反対に、血みどろの実践体験から生まれてきた人の、お金を作り出すアイデアや様々な人の実践体験には、リアリズムがある。しかし、日本の官僚性には、がん細胞のような病根がある。

 

官僚のような人のある人には、すべてではないが、自由と幸福、そして繁栄を実現する力も生み出すことができない。繁栄を実現する人は、自分の自由によって、選択する人である。ティナ.シ―リグが言うように、選択をして失敗を重ねる体験から、ビジョンが生まれてきて、やがて成功は生まれてくるのである。

 

成功や繁栄の実現には、自分の力でお金を作り出すという勇気が、なくてなくてはならない。そのためには早い年齢の時に、多くの群れから抜け出す準備と行動が、求められる。しかしこのリーダーシップを教えてくれる場所は、日本では少ない。

 

繁栄とは、精神的と物質的な繁栄の実現である。そのためには、社会や経済の世界中の動きを学び、早い年齢から行動しなければならない。現在は3年間で、すっかり経済は変わってしまう時代である。

 

世界中のお金持ちの行動と貧しい人の行動を観察していく。お金持ちとしてのドイツがどのように行動するかを注目していくことである。一方ブータンのような国に、幸福があるのかもしれない。

 

お金持ちがしなければならないのは、本多静六博士が言うように、貧乏な人ではできない高邁なことをして貢献することにある。もうすぐ12月、来年の動きは、12月にすでに始まっている。来年は今年と同じではない。

 

4、どこまでも官僚にコントロールされる日本、

 

 

歴史を振り返っても、いまほど官僚制が強くなった時代と東京中心の中央集権となっている時代は、現代以外にない。それでも11月27日の大阪での知事と市長選挙は府、知事は、大阪であるからこそ、様々な組織に利益を運ぼうとする政党に、衝撃を与えた。

間違いなくイノベーションは、辺境から生まれてくる。世界の辺境や、日本の辺境から、イノベーションは生まれてくる。

 

官僚的な人やエリート的な人達は、富を創造しない。しかし自由と繁栄や幸福を実現してきた人でないと、どのような社会を作ればよいのか、が見えてこない。官僚がコントロール日本では、ギリシアに日本がなってしまう危険が今そこにある。

 

経営学は、人間の成長の可能性や,または社会の繁栄や幸福を、深めていく分野である。このような人間の可能性を深めていく中で、人権の問題をより生産的に捉えることができる。この官僚性が、日本社会の最大の問題である。

 

江戸時代の270年間続いた平和と商人の知恵の絶妙さを見直していくことから、社会主義的な政策による社会の衰亡を防くだけでなく、繁栄と幸福の鍵を見つける事ができるようになるだろう。

 

(つづく)

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