シ―ナ、アイエンガ―の選択日記(632)


1、        1勝9敗

 

 

前回の「現実を視よ」で、1勝9敗の挑戦が、偉大な達成やイノベーションの鍵となることを書いた。ある科学書の友人は、何かを達成する鍵であると言う。もう一人の科学者の友人は、現実の実験は1勝99敗であると言う。

この本を一言で要約すれば、この言葉1勝9敗の挑戦になる。投資は、致命的なダメージを被らなければ、それは酒井三郎氏が成果を上げない戦闘が続いても、やがて成果をえることと同じなのである。

そして、わたしは投資においては、1勝9敗であることは、全く問題ではないのである。むしろ投資においては、致命的な敗北にならない限り、このペースで挑戦を続けることが大切であると考える。である、と考えている。

むしろ、失敗の数が多いほど、得難い体験と新しい知識を得られるのである。1勝9敗の挑戦の体験が多ければ多いほど、経験にもとづく直感を高めていくことができて、それが、経営や投資に不可欠な先見力を、研ぎ澄まさせてくれるのである。

2、選択日記

シ―ナ、アイエンガ―は、「選択日記」において、選択の回数を高めることによって、経験に基づく直感がついてくるようになり、選択において同じ失敗を繰り返さないようになると言う。「」は、選択日記からの引用

酒井三郎氏は、空戦記録を日本の敗戦のときにも償却しなかった。それが、酒井三郎氏の何冊ものゼロ戦の本を生み出す基礎となった。同じように、彼女は、選択日記を出版した。

そこで、選択の記録を書くことを彼女は勧める。

「・自分の行った選択

・そうするにいたった思考プロセス

・判断に用いた情報を書き留め、その後、その判断について、

・結果を自分で評価

・なぜうまくいったのか、行かなかったのか、」を考える日記をつくった。

このような挑戦の記録が、ある時に爆発的に、成果を上げるときに役に立ってくる。

選択にいたる思考プロセス

・使った情報

・なぜうまくいったと思うのか、なぜうまくいかなかったと思うのか?

上記のように1勝9敗の選択の記録をつけていくことが、やがて堺の空戦記録のようにその記録が、偉大な仕事や成果を上げるのに役立っていくのである。一方このような記録をつけ続けた日記を書き続けていく。そこから

投資、や研究、におけるイノベーションは生まれてくるである。

上記のような実証と検証の繰り返しこそが、選択の力を育てていくのである。投資における選択の力は、仕事や投資などの特定に分野だけでなく、人生の広範な選択の力を育てるのにも役に立つのである。

2、        5つから9まで(7プラスマイナス2)のものにしか対処できない

 

 

「人間の知覚判断には限界があるのです。どんな感覚でもほとんどの人が5つから9まで(7プラスマイナス2)のものにしか対処できず、それを超える知覚の誤りを犯しがちなことがわかってきます。

選択肢が多すぎると、選ばなくなる。もう一つ、選択肢が多ければ多すぎるとひどい選択をするようになる。

この7つプラスマイナス2の選択を超えてしまうと、人間の判断には限界が表れてくるのである。そして選択肢が多すぎると、選択ができなくなってしまい、ひどい選択をするからである。

これは我々が行う投資の商品の数にも当てはまる。この7つプラスマイナス2の商品を超えない商品数とする。この商品数を超えるとひどい選択をしてしまい、成果を高めることができにくい。

この数の商品を常に分析して、その商品の入れ替えを年に数回はしていく。この努力が成果を決めていく。この選択のための知識をえる努力と賢い商品の選択が投資家の仕事である。

3、        選択は芸術である。

 

「ビルゲイツは、こんなことを言っています。ひとつのことを1万時間やり続ければその道で一流になれる。1万時間費やした人は、やり遂げると言う意思をもって、何度も選び続け、様々な過程の中で選ばれた人なのだ。

目標を達成するために、継続しているうちに、次第に周りが脱落していき、自分だけが残っていきます。

つまりわたし達の存在そのものが、芸術なのだと言えます。自分の内面を見つめ、よりよい選択を重ねていくことで、自分の人生を変え、満ち足りた人生を歩むことができるのです。」

何度も選び続けていくプロセスの中で、やがて周りが消えていくことを、われわれは、ある日に発見するのである。そのプロセスの中で、自分の人生をつくり変えて、悔いのない人生を歩むことができるようになるのである。

だから、自分の内面を見つめて、悔いのない人生を繰るために、選択は芸術なのである。自分にとっての1万時を費やす分野が、その人の仕事なのである。

なぜうまくいったと思うのか、なぜうまくいかなかったと思うのか?についての検証の繰り返しの記録をつけていくのである。

 

このプロセスが、選択の力を育てていくのである。だから選択は芸術である。

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