経営者をつくる教育2(641)


狐狸庵生徒【感想】
リーダーに求められる資質については多くの人が様々な意見を述べていますが、
共通する資質の一つとして、中・長期的には自分を超える人材を育成する能力
が挙げられます。急成長した企業で経営者がカリスマ的な特質を持っている場合、
次世代を担う人材の育成が疎かになっていることがあります。
取り巻きの幹部はその経営者の信者となっており、組織内には思考停止が蔓延し、
代替わりして息子や娘が後を継ぐとその企業の経営が傾くことも多いようです。

中・長期の投資を視野に入れる場合、経営者が人材育成にどのような
戦略を持っているかをチェックするのも重要な項目の一つではないかと思われます。

2、人の学習曲線を最も上げていくもの

 

 

次の成長分野としてすでにあらわれている現実への洞察力を高めていくのである。仕事の成功は、問題を発見して、自分や相手の困っている問題を解決することにある。だからある問題をいかに乗り越える体験をしたかの発表は、アイデアを仕事に結びつけていく姿である。これがルーティンワークでない仕事である。

 自分や相手の困っている問題をどれだけ解決したかが、われわれの仕事の成果となっていくのである。またこれら問題を解決することが、があなたのアイデアなのであるし、成果なのである。わたしのアイデアを仕事にいかに結びつけていくかが、あなたのプロフェッショナルとしての新しいビジネスの基本となっている。

一方時間給で働いているような人の労働では、相手の問題を解決したことが少ないので、成果を上げることが難しい。なぜなら、もはや成果は、労働時間に左右されることはない時代となっているのが現代である。

ドラッカーによれば、ビジネスの目的は、顧客を創造することである。そのために、継続的に商品やサービス、そのプロセスや販促的な手法などについての継続的な改善とイノベーションを行うという仕事をするのである。

そためにわたしたちは、アイデアを仕事の中心にしていく人となっていくのである。

だから経営者であるとは、アイデアを活用するマネジメントをしていく人なのである。

そして、顧客を継続して創造していくことにある。

 

アイデアを活用して経営をリードしていくことが、人の学習曲線を最も上げていくことであると考えられる。それゆえに、現代のあらゆる経営とは、教育中心の組織になっていくものであるからだ。だから、わたし達が優先するのは、人の学習曲線をあげる経営をすることなのである。

3、優先順位をつけて、重要な仕事に集中する

 

 

「高い生産性640」の時間こそが誰にも与えられている、もっとも貴重な経営資源である、と書いた。だからわたしたちの、時間をどこに割り当てようとする試みが、タイムマネジメントである。

 

あなたが成果を上げるために、この時間を割り当てるというタイムマネジメントは、経営の重要な要素である。

 タイムマネジメントは、仕事に優先順位を付けて、重要な仕事に集中することである。アルバイト的な仕事や20世紀の時間で仕事している人は、成果を上げることは難しい時代が今のである。

すくなくとも、問題解決の発見やその成果をだすということに、どれだけ時間を割り当てているかその時間のミスマッチを修正しているか、その結果優先順位をつけて集中することが、新しいビジネスと悔いのない人生を作りあげていく。

人は、優先順位を付けて、重要な仕事に集中することによって、真摯に取り組んで初めて成果を上げることができるようになっていく生物である。タイムマネジメントによって、個人がその能力を高める事ができるのである。

 4、最善のリーダーの仕事は、経営者を育てること

 

 

経営コンサルタントであるトム・ピーターは、最善のリーダーとは、社員や信者を作るのでなく、リーダーをつくることである、言う。すなわち経営者を育てることである、と言うのである。

その通りであって、リーダーを育てること、リーダーシップについてのこの教育を、日本は戦前もしてこなかった。そして戦後60年あまりもリーダーを作る教育を今もしていないのである。

そして学校でもリーダーを作ることを今も教えていない。わたしは、政府の円安誘導には賛成であるが、巨大な政府支出が本質的に景気を浮揚させるのではない。

巨大な公共工事などで雇われる人を育てるのは、その後の仕事である。すなわち社員教育でなく、まず経営者や起業家を育てることが優先されるのである。公共投資によってが本質的な景気浮揚でない。

リーダーとは、ゴールを設定し、それを達成して、結果をだして成果を上げる人である。その成功体験を自分で達成したあとで、人を育てようとする人への投資が、繁栄を導く。

 

経営者は、人の感情をコントロールすることをマスターする人でもある。経営者は、アイデアに賭ける意思を表すようにする人でもある。

そのあとで、人をやる気にさせて、設定した目標の達成をさせるようにする人を育てるのである。

そして経営者になる人は、教育に熱心である人をつくることなのだ。その経営者は、社員や信者を作ることができる人なのである。

成長するということは、能力を修得するだけでなく、人間として大きくなることである。責任に重点を置くことによって、より大きな自分を作ろうとする人である。うぬぼれやプライドではない。誇りと自信である。一度身につけてしまえば失うことのない何かである」(『プロフェッショナルの条件』)

 この言葉のように成長には、能力の向上と人間として大きくなることが含まれている。経営者を創ることは、小さな政府地方分権化、雇用を守ることよりも個人のセーフティーネットの充実にならなければならない。

 

加えて、企業の保護と規制の撤廃に導き、倒産件数の増加と解雇規制の緩和の社会になっていくのである。

 

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