フィードバック(659)


ドラッカー3の中のフィードバックの説明です。

 

1、フィードバックの意味

フィードバックは、一定の期間の進歩のプロセスを記録から検証することである。一年前や、9か月前の記録と現在の記録と対比して、どの程度進歩しているかを測ることが、フィードバックです。

進歩のためのフィードバックをすることは、自立して成長しようとする人には、なくてはならないおとで、進歩のプロセスのフィードバックをする事は、日常毎日の仕事である。

 

自分が進歩していくために、人はゴールの設定をしてと、それに至る進歩のためのプロセスに注意を払っていく。そしてもしも、そのゴールの設定が合理的にできでいないとするならば、われわれは、やる気をなくしていくし、インスパイアされることもない。

反対にゴールの設定があまりに簡単であるとするなら、楽に苦労なく進むようになる。その時は、進歩に一致した行動をしなくなる。そして、その結果、なにも起こらなくなっていく。自分が変化しなくなり、それでは、日常生活で焦点が欠けてしまう。

フィードバックなしでは、自分で能力を開発するための自己管理ができていないことになる。そうならないためには、いつもフィードバックを使い一年前の記録を見て、自分で学び、成長していることを検証していくのである。

自分が設定したゴールに向かって進んでいることをフィードバックするようにする。フィードバックによって、自分の進歩を検証する習慣を身につけていく。

 

 

2、徹底的に考える習慣

 

 

自分が成長していくためのゴールとそのプロセスを定義していく。即ち徹底的に考える習慣を第二の天性にしていくことである。

そのためには、新しく付け加えるべき、わたしにとっての経営資源は何なのかを明らかにする。

しかし、一人だけで進むことは困難であるし、またそうする必要がない。チームで進めていくようにする。わたしの経営資源に何を追加していくのか?を考えるのである。

チームですると共に、自分にとってのコーチを求めていく。

同時に、フィードバックは、他の人を観察していく観測力を鋭くしていくことである。

もっと巧みに調整ができていれば、そのコースにとどまるのである。そしてうまくいかないものは捨てて行き、うまくいくものは続けていきフィードバックをしていくのである。数年間にわたる社会や人の、そして自分の変化を客観的に判断できるようにするのである。

そしてこれらの変化を、新しく学んだアイデアを自分の頭脳に編入していくようにする。このプロセスは、一年前のデーターと現在のデーターを対比してその検証の結果のいくつかをいつものノートに書き加えていくことである。これが、フィードバックをすることである。

3、他の視点でみる

 

だから、自分の人生や他人を、研究室の中の研究材料のように客観的に取り扱っていくことにある。そして、新しいアプローチと検証を自分で試みていていき、新しい価値体系を加えていくことは、自分や他人を客観的に扱うことでもある。

それゆえ、私の失敗や他人の失敗は、次の世代への引き継いていくための研究材料の記録であるからだ。それを、小さなノートに書き留めていく。また失敗の検証であってもその意味は、一つの方法が働かなかっただけである。

うまくいかなかった場合は、ほかの方法を探すようにと、わたしに働きかけるだけである。ギブアップしないで、ほかの視点で持って対象を見ることになる。

建設的な 批判的な考え方というものも、役に立つのであるが、過小評価されている。批判的であることは、生産的になることであり、特に懐疑的あることは、ほかの視点を探す試みである。

そのためには、いつも仮説を作り、その証拠の有効性をテストしていく習慣をつけるようにしていく。研究所のように自分や他人を客観的に見るようにする。そして考えることをこのように考えることを極めていくのである。

それゆえフィードバックは、他の視点で見るような観察力を鋭くすることでもある。

4、その仕事をする意味

これは数年前にボランティアから事業をしている人達についてのフィードバックの事例である。趣味や災害については、ボランティアが中心となるだろう。しかし、事業を行う場合は、企業と言う形でもって実行すべきなのである。

企業の目的は、自分や自社の強みを伸ばす、人がやっていない強みをさらに強くすることから始まる。これが、ボランティアと企業の違いである。

しかし、事業をボランティアや協同組合の形態でしている人がいる。

個人が事業で生き残り、企業規模の大きい企業と競争していくためには、自分の強みをさらに伸ばすことから始まるのである。事業をするときには、一般的に事業をボランティアや協同組合の形態でもってするものではない。

強みをさらに強くして成功している事例が、富士重工業である。富士重工業は、日本で一番企業規模が小さな自動車会社である。この会社は軽自動車の製造販売を止めて、アメリカなどの先進国を対象にして、新興国には高所得の人を対象にしていて、新興国向けの大衆車を作らない会社である。このようにして、富士重工業は、収益を伸ばしている。

誰を対象にしてどのような商品やサービスを展開していくについて、企業がすることのヒントがここにあるのである。人間が何で持って成長していくかも、ここに秘訣がある。

富士重工業のように企業とは、さらに自社の強みを伸ばし、よい商品やよいサービスを提供することである。低価格な商品や、低品質のサービスの提供では、企業を衰退、または倒産させていくことが多いのである。

富士重工業のように企業は、先進国の消費者と新興国の高所得の消費者を対象にすることであり、それを他業界から学ぶことができる。その企業の強みからスタートすることであり、必ずしも新興国を優先した取引をすることでないのである。

反対に事業をボランティアや協同組合の形態でしては、他の企業がしていることをすることに疑問を持たなくなる。商品やサービスを徹底的に考えることにならないのである。

事業を行う企業であるならば、他の人や企業がすでにしていることであっては、または他の人や企業ができそうな仕事をしていては、その仕事をする意味がないのである。

事業をする時には、ボランティアや協同組合組形などの形態でなく、徹底的に考えてよき目的を持つ企業の形でするのである。

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