本多静六、2(660)


8、勤勉と努力高き理想

 

 

本多静六氏の言葉を、わたしの人生の師としての教えとして、いつも読み返していく。彼の言葉の勤勉と努力によって常に前進していくならば、より高き理想が私たちの前に次表れてくるだろ。この勤勉と努力による前進から、次の理想がいつも始まってくる。

 

そのためは、失敗の経験を得難い教訓にしていくこととフィードバックによる時間の経過の点検から始まる。この失敗の経験とフィードバックの2つから、成長する人と企業は、次の理想を描くことができるようになる。

 

フィードバックに書いた富士重工業は、マスマーケットでなく、2~3%のニッチマーケーットを対象とするビジネスをしている。私たちもビジネスをする自立する場合、このニッチマーケットを対象にすることと次に何をするかについて、が参考になる。

 

いくら本を読むだけで、本を思考の糧にして行動しなければ、応用科学の経営においては不十分である。

そうして、違った視点で物を見る力をつけるように努力していく。それは、失敗の教訓とフィードバックによる自分の、および企業の過去の時間との対比することによって思考の糧にしていくことができる。

 

その時、私たちの若い時の貧乏や失敗が、繁栄を築くための宝になっていくのである。そしてニッチマーケットについての戦略と進歩のためのフィードバックをすることによる修正をして次に行動を実行する。そして時流の動きを読むという先見力をつけていく。

 

それらから、繁栄と幸福はスタートしていく。

私にとっては25歳くらいの時の失敗が、すべてのスタートの始まりだった。その失敗は、発酵したワインのようなものになっていく。25歳の時の失敗は、いつも輝いている。それは、人はできるだけ早く失敗をすることの教訓であった。

 

金儲けをしようとすれば、日本と世界中の時勢の動きについての時流の動きを読むという先見力を、いつも高めていくようにする。それは、新興国の債権や株から日本のリートへ移行という流れである。この違った視点でみることができることによって、ビジネスや人生での成功と繁栄を実現できる可能性が大きくなっていく。

 

 

9、一期一会と見えない赤い糸

 

 

 

それには取引先の人や不思議な人との出会いに喜びを感じ、幸運の女神もほほ笑んでくれることに、感謝していくのである。加えてだれにも運の働きがあり、誰にも祖先からの先天運自分の努力の後天運の働きが、作用していく。

 

ギリシャ悲劇のソフォクレスによるオイディプス王のように、運命の悲劇が人生に訪れることもあるかもしれない。しかし、同時に見えない赤い糸で結ばれているような不思議な人の出会いもある。だから、一期一会を大切にしていく。

 

引き合う人同士の力も、あるだろう、しかし反対に長く付き合っていても、そうでない人の関係の人もいる。人は全く異なる環境で20年間も生きていけば、過去に親しく見えた人であっても、違う世界に生きている人であることが分かり愕然とすると時もある。

不思議な人の出会いを、感じないではおれない。

 

この不思議な先天運と後天運の交差と人の出会い失敗の記憶をいつまでも大切にしていく。そして時勢の動きを味方につけて、人と異なる視点を育て、人を見分ける力を育てていく。そして不撓不屈の精神をもち続けていく。

 

 

10、    どこか及ばない偉さがある人と企業

 

 

不正でない方法で金儲けができる人には、どこか及ばない偉さがある人を正直に認めて、そして、その人を賞賛していくようにする。すぐれた人や企業を褒めたたえて、その良いところを常に学ぶようにしていく。本多静六のような人をメンターとしていくのである。

 

一方金儲けを悪く言う連中には、金儲けしそこなった連中の嫉妬が潜んでいる。嫉妬を深くもっているような人たちは、卓越した状態になることができた人を尊敬しない。そして、そのような人たちは、不正でない方法で金儲けができた人から学ぼうとはしない。

 

私たちは、不正でない方法で金儲けをした人と企業から学ぼうとすることである。

今やイノベーションは、今IPS細胞や大学からのサイエンスから生まれる時代である。

イノベーションの80%は、サイエンスから生まれてくる時代である。

 

「金のあるところには、様々な知恵が集まり、続々よい投資口、面白い投資口が出てきて、やたらに金が増えるものである。

いかに学者であっても、本人自身に相当資産ができないような人には、どこかに欠点があるのだから、相談してはいけない。

本多静六著「自分を生かす人生」

 

これは学者だけでなく、誰もある年齢になった人でいまなお貧困の生活をしている人には、どこか欠点がある、ことを見るのである。このような人は、又は、サイエンスと関係のない生活、または先見力のない生き方を送っているかもしれない。

 

 

11、生きることは芸術

 

 

それゆえ、これは、人を見分ける力にも、サイエンスへの好奇心や先見力のない人かもしれない。そのような人には、相談もしてはいけないのである。

相当な資産ができない人とのつきあいについては、学者でなくてもある年齢のすべての人の付き合いを慎重にするようにと、教えている。相当な資産を得た後で、「あらゆる人間の職業を芸術家のそれと同等の位置に向上させることは、今日文化生活の急務で、しかもこれは人生哲学の極致である。」と言う。

 

人生は、やがて芸術となっていくのである。反対に、最も考えられる不幸の原因は、我々の心深く根差しているものとして、嫉妬がある。不幸の原因としては、いまだに結果の平等を求める政党がある。このような主張の政党の人は、何かを達成したあとで、社会に貢献する人や企業などを褒めたたえることはしない。

 

反対に人は、どこか及ばない偉さがある人と卓越した企業家から学ぶかどうかである。そして生きることと繁栄するビジネスの道は、やがて芸術の道と重なっていくのである。

数学が音楽と共振していくことを、「オックスフォード白熱教室」の数学者のマーカス,デュ,ソートィ教授が語る数学は音楽と関連性があるように、生きることは芸術と重なっていくのである。

(つづく)

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