おもしろおかしく、1拙に生きる、685


狐狸庵生徒

引用)
「知的対人サービス職よりも研究開発者、技術者が結果的に儲かる社会をつく
ることが、
今後の日本の課題ではないでしょうか」
戦前から今に至るまでの日本であって、法学部の出身者が評価されてきていて、
職人や研究者が評価されない日本の社会である。
(感想)

日本では理系の大学院博士課程を卒業しても、研究機関での非正規雇用が多くを
占めています。

複数の大学関係者から、「大学院博士課程に進学して欲しい優秀な学生ほど
、研究者の世界に早々と見切りをつけて、学部卒業後または大学院修士課程卒業
後に就職する傾向が
増えてきた。」、と言うような嘆き節を聞いたことがあります。

また、ある大学院博士課程の学生からは、「就職に失敗したので、大学院博士課
程に進んだ。
入学ではなく『入院』だ。」との自虐コメントを聞いたことがあります。

また、知人からは、「息子は就職が決まらなくて、大学院(著名な国立大学)・理
学部・博士課程に進学した。
卒業してからの進路が心配だ。」との相談を受け、「日本以外の先進国の大学や
研究機関への就職を目指しては?」
とアドバイスしたことがありました。

以上は、私の限られた経験で、ここから一般化できるようなコメントはできませ
んが、
日本の大学において、税金をつぎ込んで育てた優秀な研究者の卵たちが、
海外へ流出する傾向が今後ますます増えるものと思われます。

 

「拙に生きる人の代表は、研究者、技術者、職人など、真善美に対する人です。

利に生きる人の代表は、社長、弁護士など、人に対する人です」

人はこれらどちらかの仕事に従事していく。

「日本では、儲かる(利に生きる)のは、知的対人サービス職です、」

「本来、頭のいい人が、理学部や工学部を目指さないと、技術立国になれません。」技術立国の国とその一員になろうとする人とそうでない人の格差が広がっていくのが、これからの日本である。

「アメリカ、ドイツ、イスラエルなどと対等に勝負していこうとすると、

頭のいい学生が、法学部や医学部に流れるのは、国家の大きな損失です。」

日本がこれから対峙してはいく国はアメリカ、ドイツ、イスラエルなどであって、中国や韓国ではない。しかし、マスコミが取り上げるのは中国や韓国の話題である。

  「知的対人サービス職よりも研究開発者、技術者が結果的に儲かる社会をつくることが、今後の日本の課題ではないでしょうか」

戦前から今に至るまでの日本であって、法学部の出身者が評価されてきていて、職人や研究者が評価されない日本の社会である。

「中国や韓国のような儒教的国家では、官僚になる(法学部を目指す)のが一番儲かります。そういう下等国の状態に甘んじていては、いけないように思います。」

 法学部出身の官僚や行政が、そうでない学部出身者、特に理系出身者に任す社会に日本はこれからなることができるのか、どうかに日本の未来は左右される。

 

2、菜 譚 超訳、編著:  小林慧智 より

文以拙進、道以拙成。
一拙字有無限意味。
如桃源犬吠、桑間鶏鳴、何等淳龐。
至於寒潭之月、古木之鴉、工巧中便覚有衰颯気象矣。

「文章は自然体になることで上達し、道徳は自然体であることで成就する。
この「拙」という一事は、無限の趣がある。
「桃の花の咲く里に犬が吠え、桑畑の中では鶏が鳴く」というような文は、何とも素直で味わいがある。
「寒々しい川の淵に映る月影、枯れ枝に止まるカラス」という文に至っては、技巧をこらしているが、何故か寒々しい感じがする。
つまり、自然も人の心も、人為を加えないほうが自然で清清しいが、小細工をすると、寒々しくなるということ。
言い換えれば、達人は、表面を取り繕う事より、自然体で生きていてこそ価値があるということを肝に銘じておこう。」

拙に生きるとは、実は自然体で生きていこうとすることである。

 

3、「拙」という一事は、無限の趣がある。

 

わたしは亡くなった高倉健の演ずる「ぽっぽや」などの演ずるキャラクターの人達と 譚 の拙に生きると言う言葉が、私の中で重なっていく。のように表面はつたないと言う意味であるが、拙はこの無限の可能性を見つけていこうとする生き方である。

拙に生きる人達は、モノづくりに生きる職人で結構と言う生き方をする人である。表面的には公務員だけが賃上げの恩恵にあずかる日本の社会である。しかし、そのような社会をよしとしない人達の生き方が説に生きるであり、本当はこのような拙に生きる人たちが、日本を支えている人達である。

 

拙に生きることは、モノづくりをする企業が日本を支えている原点であることを認識すると同時に真面目にそして自由に生きようとすることこそ、価値ある生き方として実践する生き方である。

 

そのような人たちによって、今日12月3日小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機を鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。その探査機は、中小企業のはんだ付けをする人のようなモノづくりから成り立っている。

 

4、来年はジュグラ―サイクルの上昇期

一方ダイエーと言う名前が消えていく。これは、30年余りに続いた大手流通業の時代の終わりであり、これから30年の新しい産業のサイクルは、小売業でなくモノづくりに関係する新しい産業の30年のサイクルになると、考える。

そして10年近いサイクルである設備投資のジュグラ―サイクルで見ていくと、2008年が下落期でありサブプライムであった。次のサイクルの下降期は、2018年からが予測される。

もう既に12月の動きは、来年の景気を示している。この動きは、2015年から2017までは、景気が上昇サイクルを示しているジュグラ―サイクルの上昇期の可能性がある。来年は第二の岩戸景気と呼ぶ年になる可能性もある。

小惑星探査機「はやぶさ2」から始まる第2のモノづくりが、小売流通業の次のサイクルを来年から、もたらすかもも知れない。

Leave a Reply