697-3、出会い、愛情のまなざし


「天才アラ―キ写真の方法」を読んで、わたしは今まで写真を、シャッタースピードと絞りの相関関係で、写していた。絵画のように光をどのように捉えるかで写真を理解して、写してきた。

それは、6×6のブローニサイズのしっとりとした表情が表現できるサイズが、わたしの写真の出発点だった。このサイズの人間の表情は、35ミリサイズでは、表現しにくい。

この幸福の人間の表情を捉えることは、案外テーマにすることは少ないのである。このようなテーマに絞ることは、さすが荒木経惟さんである。そのためには、対象とする人や動物に好かれる、または親近感を持たれることである。

しかし、この好かれる、または親近感を持たれることなどに、意識する写真家は少ないのである。 反対に光の具合や絞りやシャッタースピード、そして構図などにばかりに意識するする人が多いのである。何を隠そう、私がそうであった。

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