Archive for 3月, 2017

699-33走れリヤン


東日本大震災で長男の拓馬(岡田将生)を失った家族に残されたのは、震災の日に生まれた子馬のリヤンだった。父・雅之(役所広司)は長女・将子(新垣結衣)とともに亡き兄が夢見た競走馬にリヤンを育てあげようとする、3月23日、24日に放送されたNHKのテレビドラマである。困難な時期に子馬を育て上げようとするドラマであった。何故か、印象に残ったのは、困難な時期にこそ育てあげるというテーマであった。
このテーマは、ソフォクレスのギリシア悲劇ののように私に印象を与えた。
改めて繰り返す、人間は、困難な時期にこそ、自分にとってのリヤンのようなものを育てることである。自分にとってリアンは、何なのか?である。

699-31暫くすると彼岸


後暫くするとお彼岸である。大気は冬から春に変わろうとしている。野鳥の囀る声が聞こえる。お彼岸の頃は、死んで彼岸に行ってしまった人達を思い出す。その人たちの笑顔を思い出す。思い出すのは、彼らの笑顔である。彼らの笑顔は、消えない。その人達は、思い出してあげることによって、いつまでも自分の中に生きる。私は自力主義だが、死者たちは、思い出してあげることによって、自分の中に生きる。

自分の中に生きるだけでなくその人たちは、思いがけないエネルギーを、この世に放射することもある。特に笑いのエネルギーが彼らの写真を見る時、そのような写真を見ると、エネルギーを、放つことがあるから、笑っている彼らの写真があれば、お彼岸の時に、そのような写真を見て、思い出してあげよう。そして死者たちとも、波長を合わせて、彼らが何を言いたいのかに、高性能の受信機のように、波長を合わせて、かすかな声を聞いてみよう。

699-30春と露出


春は太陽の光が強くなる。だから、写真を撮るときの、露出とシャッタースピードは、春になると変わる。そのためには、マニュアルカメラを使うことだ。昔リコーの二眼レフのカメラを使っていた。このフィルムは6センチ×6センチのブローニーサイズなので、35ミリサイズのフィルムとは、情感や人間の表情に違いが出る。35ミリでしか写真を撮ったことのない人には、その違いが判らない。